• 異世界ファンタジー
  • 歴史・時代・伝奇

悪いことしていて、間違いなく殺される奴……やられ役

 そういえば、物語冒頭で世界を支配しており、物語の中盤から終盤にかけて、むごい死に方をする役も多かった気がする。
 昔のアニメだと、ヒローインの無能婚約者で、結婚式直前に花嫁を攫われて、国が危機になると、無能を晒して部下に裏切られて、流れ弾で死亡。その後、誰もそいつについては触れないという……哀しい人がいたな。
 「数秒でいいから、亡骸の確認時間を割いてやれよ」と思ったな~。

 後の憂いを断つという意味で、『強い敵には早期に退場の法則』があると聞いたが、憎まれ役もしくは、やられ役は、映画だと変化がない気がする。
 『頭がいい』『金持ち』『おしゃれ』『大企業のCEO』『世界規模で悪いことをしながらお金を稼いでいる』くらいかな? (これもテンプレ?)
 
 それで、因果応報が働き、〈悪いこと〉で惨たらしく死亡。
 これも、読者が求めているからなのだろうか……。
 ケジメではないにしても、責任を取る人がいた方が分かりやすいけど……。冒頭から出て来る〈死亡フラグ臭〉を漂わした人物がいると、テンプレを感じてしまう。
 推理モノだとラスボスは、最後にならないと分からないのに。

 世界設定の問題なのかな?
 ・悪いラスボスがいて、そいつを邪魔して倒せば世界が平和になる
 ・ラスボスが、主人公の邪魔をして来て、主人公がラスボスの事業を壊滅させる
 ・いいラスボスだったのだけど、主人公と対立する理由ができる

 物語というか、読者を安心させるために、彼等ラスボスが倒される。ストーリーの為に。
 私の作品の中には、やられ役がいない物語もあるな。主人公が、右往左往するだけの物語が多い。
 これも、要考察といったとこかな。
 思いついたので、忘備録として。

2件のコメント

  • 引き立て役…主人公が正しい事を証明する為の純然たる負け組。
    いろんなタイプの人物はあれど別に自身が最終的に叩きのめされる為に動いている訳ではないので、目を向けてみるとその末路は非常に哀れですね。
    しかして、物事は分かり易い「目標」へと進んでいき結果を残し収まる所へ帰結する。
    その行き着く形をどうするのがより幸せの形として正しいのか。
    難しい問題ですね。
  • @kabetoppazuki様
     コメントありがとうございます。
     目標・結果として、引き立て役も必要なんですね。
     自分がその役をやらされなければ、文句もないのですが……。
     勝つ人がいれば、負ける人もいる。
     社会の仕組みなのですかね。小説にも必要なのかなと、重いました。
     
コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する