これまでいろんな長編を書き上げては賞に応募して落ちてまいりました。多分今後陽の目を見ないのも忍びないと思い、折角なので供養がわりにカクヨムさんに置いておこうと考え、本日から5回にわたって更新することにしました。12万文字を超える長編で、更新日は10/30の今日からで、毎週日曜日の予定。なので11月第4週までです。
とにかく地味で暗い長編です。出来上がったのは今から二年半前くらいで、書き上げた本人もこれをどこに応募したらよいのだろうと頭を抱えたくらいで。それでも、推敲して賞に出してみたものの、箸にも棒にもかからず。
テーマとしては2つあって、「平凡」とは何かということと、大阪に天満という街があるのですがそこを舞台に何か描きたかったという。とある在阪テレビ局のテレビマン人生を地味に描いた習作長編です。私はどうも『ヒーローは眠らない』といい、これといい、業界ドラマが大好きなようです。前の近況ノートでも書いてますが、この長編にも実在する企業名、番組名、人物がわらわら登場します。婉曲や誹謗中傷は一切行っておりません。
まあ、確かにざっと読み返しても、これではダメだろうなあとは思うのです。暗くて地味、そして作品展開も大雑把で。一方、作者自身はこの作品に妙な愛着もあって、いろんな人に読まれてほしいなあとも。ただ、明らかにカクヨムの掲載作品の傾向ともズレていて、とにかく異質で。それでももし、何人かでもこの作品を楽しんでくれたら嬉しいのですが。
とくにSNSでの宣伝もせず、ひっそりとこちらに置かせていただきます。PVが伸びなくても、★がゼロでも仕方がないなと思ってます。
タイトルは『満天』といいます。