• エッセイ・ノンフィクション
  • ラブコメ

校正の資格

とりあえず今のうちに、校正の資格を取っておくことにしました。コースが色々あるので、とりあえず先程、資料の請求をしたところです。なんで今まで取得しようと思わなかったんだろう……。

調べてみたら合格率も意外と高く、上級だと20~30%程度でした。これなら大丈夫そうだなと。どうして今さら校正の資格を? とお思いの方もいらっしゃるかもしれません。理由はふたつありまして。

ひとつ目の理由は、校正の仕事は年を取っても可能であることですね。重要なのはふたつ目なんです。もしかしたら、また出版業界に戻ることができるかもしれないからです。完全に諦めていたんですけどね、業界に戻ることは。

でも、やっぱり僕は一生クリエイターでいたい。校正者という立場だとクリエイター、つまりは編集者ではないので作家さんとお仕事をすることはできません。。だけど、もしかしたらいつか編集という仕事に戻るチャンスがあるかもしれない……どんなに低い可能性であっても、僕はこの一縷の望みに賭けてみようと思います。

ただ気を付けないといけないのは、絶対にブラック企業を選ばないこと。これは絶対条件になります。ジスキネジアを悪化させる前に、会社の取材が入って僕がテレビのインタビューを受けたのですが、そこの広報の方と名刺を交換したときに、僕もその方も「あれ?」という感じで。その方が先に思い出してくれたのですが、編プロ時代にその方とお仕事をご一緒したことがあったんです。だけどその時は電話とメールだけで完遂することができる簡単なお仕事だったので、お互いお顔を存じなかったんです。

「どうして編プロ辞めちゃったんですか?」と訊いてみたのですが、理由は全く僕と同じで。どうやらブラック企業だったらしく、寝る時間もない状況だったらしいです。それで体を壊して退職……みたいな流れだったみたいです。僕と全く同じ。まあホワイトな編プロなんてほとんどありませんが。

でも、まず僕は病気を克服することが必須なんですよね。だから焦って資格も仕事も決めるつもりはないです。あんな地獄のような苦しみを味わう毎日には、もう戻りたくない。僕の今後についてもうひとつ考えていることもありますが、それはまだまだ熟考したいと思います。

……久し振りに真面目な内容になってしまった笑

って、あれ? そろそろ喫茶店から帰ろうと思ったのですが、Nolaノベルさんからメールが。「心野さんのココロノさん」が編集部の注目作品に掲載されました」と書いてあるけど、仕組みが全然分からない笑

4件のコメント

  • 十色さま

    仕事終わりに小説とともに読ませて頂いてます。毎日18時に上がれて、世の中の皆さんに申し訳無いような。。

    校正の資格ですか、何かカッコ良いです!
    どんなに低い可能性でも、それにかける十色さん、素敵です。

    小説のほう、「小」雪さんが登場しましたね。
    続きが楽しみです!
  • 注目作品の掲載 おめでとうございます。
    十色さんが評価されていることを嬉しく思います。仕組みはさておき勧めるべき作品とされたのです。胸を張りましょう。
    できれば右手を空に突き上げながらジャンプして「ひゃっほい」と叫んで頂けると私の喜びが伝わるかと存じます。

    校正の資格 少し調べてみました。技能検定なのですね。尺度で測りにくい能力ですので確かな指針として有効だと感じました。
    なにより合格したのだという自信が心を強く支えてくれるものだと思います。十色さんも憧れ続けているクリエイターなのだと誇れるだけでも素晴らしいのでは無いでしょうか

    しかし心配なのは企業体質ですね。十色さんが潰れてしまわないのか不安でございます。
    じゅうななさい業界も黒い企業が多く、心を病んでスピンアウトされる方を多く見て参りました。それだけに不安が倍増しております。どうかじっくりと体調を見極めて進んでくださいませ

    十色さんはテレビに出演されたことがあるのですか 拝顔できる機会があったとは・・・次回出演時にはご一報ください。
  • >kiyさん

    読んで下さって本当に嬉しいです。18時は定時なのでしょうか、だとしたら本来、それが当たり前なんですよね。社会の構造がちょっとおかしいだけで。だからそんな申し訳ないだとか考えることないですよ。すっごくお気持ちは分かります、僕もkiyさんと全く同じ感じでしたから。あ、でも一社目の編プロでは二時間くらい仕事したらしょっちゅう帰ってました笑 裁量労働制だったのですごく自由だったんですよね。

    僕は素敵なんかじゃないですよ笑 でも校正には自信があるんですよね、ブランクあるので感は鈍ってるはずですが。編プロに入社してすぐ、先輩に叩き込まれたので。「誤字脱字があったら恥だと思え」と教えられまして。入社三ヶ月目以降くらいからは退社するまでの数年間、一度もミスしたことがなかったはずです。しかし、思い出せば思い出す程、本当にホワイトな会社だったなあって。辞めなきゃよかった(泣)

    小雪さんには中盤以降で活躍してもらおうかなって。キャラ設定で何か良いネタあったら教えてください笑
  • >音無雪さん

    ありがとうございます!でもなんなんでしょうね、まだプロローグと第一話しか掲載していなかったので。確かに編集者さんが足跡残していらっしゃっていたのはメールで通知がきていたのですが。はて?でもそんなに喜んでもらえると嬉しいですね。僕が右手を空に突き上げるとラオウが昇天するときみたいになりそうですが笑

    校正の資格はたぶん大丈夫ですね、たぶん取れるかなって。出版社に入れれば、すっごい可能性は低いですが、編集側に戻れるチャンスがあるかも……でも戻れなかったとしても携わることができるだけで幸せですね。

    企業体質は、今の僕は大体把握しているので大丈夫だと思いますが、音無さんの仰る通り、やっぱり心配ですね。把握しているとはいえ、実際に入ってみないと分からないこともたくさんありますもんね。

    テレビのインタビューは本社から指名されて嫌々……(本音)。動画は一応もらって持っているんですけど、僕は一切観ていなくて。恥ずかしすぎる笑
コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する