道迷いエッセイの主題は、方向音痴である。
しかし気付いた、これはわたしがいかにダメな人間であるかがバレバレになるエッセイだ。
引かれる、批判される、「ちょっとこれはどうかと思いますね」と言われる、そういう反応がおおいに予想できる。
しかし考えてもみてほしい。
「どうかと思いますね」と鼻の穴を広げて言っているとき、その人は気持ちよくなっている。
つまり娯楽を提供している。若干薄暗い娯楽ではあるが、快感物質が出てないとは言わせねえぞ、というくらいには愉しいはずだ。
エッセイにはひとつテーマがあると、読む側はとっつきやすい。
「道迷い」は広義でも狭義でも書けるテーマだ。
なにしろ私は人生からして道に迷い道に誤り続けてきたのだから。
そんなわけで、今後は方向音痴ネタを書きつつも、隙自語をはさんだ無頼エッセイとなる予定である。
春は新生活の季節!
うちの子どもも新一年生になる。たぶんこのアレコレで盛大にドタバタすると思う。
彷徨の延長として、書くこともあるかもしれない。