六章が終わりました。
ここまでご覧いただいた方、本当にありがとうございます。
なんだか本編は最終回みたいな締め方をしておりますが、まだまだ物語は続きますので、引き続き当作品を宜しくお願いします。
さて、とは書きましたが、作品はここで一区切りであることは間違いではありません。
というのも、この作品はご覧の通り章分けを行っておりますが、これは本来であれば一章一章が「一話」程度の長さなんじゃないかなと思っています。
連載の形をとっている関係上、現在の様な形式になっているわけですが、章として考えるとかなり短いですよね。
つまり何が言いたいかと言うと、今回の話を持って本来の一章に当たる「第一部・王国北部編」が完結して、次の章から「第二部・聖王都編」が始まる訳です。
当初の予定では一カ月くらいでサクッと終わらすはずだったものが、おおよそ二月半ほどかかってしまいました。しかも、まだまだ書きたかった話が残っているため、もっと北部の仲間とのわちゃわちゃを書きたい気持ちはあるのですが、この辺で幕引きにしたいと思います。
現在の形式上いくらでも続けられてしまいますから、ある程度の思い切りは大事ですよね。
ちょっと前置きが長くなってしまいましたので、そろそろ本編の話にも触れましょう。
今回の話は「ある一つ」を除いてほぼ真っ新から書いた話です。更に、自分史上初めて完全にストックが枯渇して、自転車操業で更新していた章でもあります。
最初のアメリア対モンティーヌですら、書いてる流れでなんか勝手に戦う事になってしまい、キーマンであるはずの帝国正教会も本来であればもっと先の話で出て来るはずでした。
先述の通り、物語は密告者が誰なのかというものをメインに据えていますが、内容自体は唐突な人物紹介から始まり、帝国正教会政府が何なのか、この世界の基幹システムに触れて、撲殺聖女、脱糞へと続きます。
とりとめが無いと言うか、急いで設定を盛り込んだような展開になってしまい、私の焦ってる感じがモロに出てしまったのが痛々しいですね。
次に、この中で何が最初から決まっていたかと言うと、章のタイトルでも匂わせている通り「撲殺聖女」の部分です。
ピチカは初期設定の段階からムキムキマッチョなのは決まっていたので、常にどこかで差し込みたいなと考えていたのですが、そもそもの登場回数が少なく、あまり伏線を張ることが出来ませんでした。満を持してと言った感じにならなかったのが、ちょっと心残りかなと思っています。
そして最後は「嘔吐」「おもらし」と渡ってきて今回は「脱糞」が行われるわけですが、これも実はアドリブでぶっこんだものになります。
あまりにも汚いのは承知の上ですが、これには一応意図があって、次章から舞台が大きく変わる関係で、あまりこういった方向の下ネタが挟みにくくなるのです。
なので、今後の分まで思い切り汚くしておきたいと言う気持ちで、こんなオチになってしまったわけでした。
今回の後書きは少し長くなってしまいましたが、ここまでが今章のまとめ、もとい私の言い訳でした。
さて、最初の方で今回の「王国北部編」が終わりと書いておきながら、あともう少しだけ続きます。
この話はどうしてもやりたかったものなので、間話として差し込むことにしました。
一部キャラは当分見納めとなりますので、しばしの間「残り香」的な作品をお楽しみください。
ここまで読んでくださった方には本当に感謝しております。
よろしければ、第二部もお付き合いいただけたらと思います。