たをやめ

蒔いた種からはどんな芽が出て、どんな花が咲くんでしょうか。 詩集です。あまり一貫性はありません。 ひとつの根っこでいろんな葉が茂る植物があったって、面白いじゃないですか。 𝕏(…

吹奏楽部の合奏が響く、夏の校舎に座り込んで話す二人。 「『約束』って聞こえだけはいいよね」だなんて零す彼の瞳には、私の姿はなかった。暑さのなかにヒビを入れた冷たさで思い出す記憶と…

幼少期、曾祖母が採っていた茗荷。 スーパーで、絵画の如くパック詰めされた茗荷。 中学生のころ、色鉛筆で描いてやった茗荷。 いつも、茗荷は茗荷だった。その色が変わってしまったのはな…

ひなあられが、マグカップに入って出てきた。さも当たり前のように、机の上に居座っている。

アジフライって美味しいですよね。そんな美味しいアジフライに、口内炎があったらどうなるんでしょうか。空想から始まる掌編小説です。