長編部門のキャラクター部門に、既存の『シルバーラビットの霧の館』と、
新作の『寄生種屋(きしょうしゅや)』という和風ものの物語です。
以下、『寄生種屋』のあらすじ
その村で起きたのは、突如痣が広がり手足が腐り落ちる病。
医者も逃げ出すその病を治したのは菩薩の描かれた《奇跡の掛け軸》。
噂が噂を呼び、奇生種屋の主である依代(よりしろ)の耳にも入り、失われた視力を取り戻すために村へ向かって旅立った。
しかし、村へ辿り着くも、掛け軸の持ち主である誠二郎からは既に掛け軸はないと言われる。簡単には引き下がれなかった依代が根気よく探りを入れれば、掛け軸に描かれた菩薩が消え、代わりに鬼が現れたことを知る。どうしてもその鬼を見たいと泊まり込みで居座れば、夜中に現れた鬼は、依代には目もくれずにある一件の家屋へ――
という感じの物語。
本日の夜の九時半から基本的には毎日一話ずつ投稿の予定です。文字数が少ない時は二話投稿します。
和風物がお好きな方。覗いていただければ幸いです。
個人的には主従のやり取りが好きなんですけれど……好きな方いますかねぇ