第1回「G’sこえけん」音声化短編コンテストの「君にささやくヒロイン」部門に投稿用に書いた小説になります。
音声化を念頭にと、会話で進むストーリーを意識して書きました。
しかし、結局はいつも通りの自分の小説と言った出来栄えでしょうか。久しぶりに恋愛モノを思いっきり書けたので個人的には満足度は高いのですが。
内容もシンプルに、「引っ越しを機に離ればなれになった幼馴染と再会するまでの話」というものになっています。
今回の物語のキーとなるのは、作中の引用になりますが、
『声だけはあんなに近くにいたはずなのに、現実の距離は残酷だ。』
という点にあります。今の時代、話すだけなら容易ですが、実際に会うとなると様々な事情から難しいですよね。そういうところと重ね合わせながら読んでいただければ、ぐっとこの小説が身近なものになるのではと思っています。
最後に近々、新しい連載をと用意し考えていますので、そちらの方もよろしくお願いします。