• 異世界ファンタジー

第68話 両軍の動きと歴史的背景

今回はアルスの戦術見解を追っていきます。

実はこの戦いも戦史をベースにしながらアレンジを加えています。

時は1世紀、オクタヴィアヌス1世(途中で死去)が治めるローマ帝国軍の名将ゲルマニクスとゲルマンの名将アルミニウスのヴェーザー川での決戦をモチーフにしています。

アルミニウスは故郷を帝国に滅ぼされ、幼少時にローマ帝国で勉学を学びます。
そこで才能を開花させたアルミニウスは帝国の将軍という地位にまで登り詰め、何不自由ない生活を謳歌しますが、故国ゲルマンの地で反旗を翻すのです。国を滅ぼされた恨みを忘れてなかったのでしょう。それゆえ「狂気の魂」という異名が付いてます。

このアルミニウスの天才的な戦術によって当時最強国であったローマ帝国は苦しめられます。しかし、ローマ帝国にも若き名将ゲルマニクスが台頭し、やがて彼らは知略と知略の削り合いの戦いをしていくのです。

これだけで一本小説が書けそうなネタになりそうですね。

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