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ニューオーリンズに想いを馳せて (2)

第一章 第六節を投稿しました。
読んでくださっている皆様、ありがとうございます。

今回は1900年代ニューオーリンズのスター、バディ・ボールデンについて。
ジャズ音楽の始祖の一人として語られることもあり、ニューオーリンズとジャズを語る上では外せない人物です。

そんな偉大な功績を打ち立てたバディ・ボールデンですが、彼に関する情報というのはほとんど残っていません。
あるのはたった一枚の写真。そしてバディ・ボールデンの音楽に魅了された人たちの記憶だけです。記憶の中の彼は間違いなく本物のスターだったのです。

1900年頃に演奏家としての活動を始めた彼ですが、1907年に30歳の若さで急性アルコール精神病の症状を負ってしまいます。
往来で発狂した彼はその後、精神分裂症(現在の統合失調症)と診断され、残りの生涯を精神病院で過ごすこととなりました。

謎の多い人物像と偉大な功績、悲劇的な結末と惹きつけられる要素の多いバディ・ボールデン。やはり彼に関する書籍もフィクション、ノンフィクション問わず多く存在します。日本語に訳されたものもございますので、興味を持たれた方は一度お手に取ってみてはいかがでしょうか?


1905年頃のThe Bolden Band。
後列左から: Jimmy Johnson、Buddy Bolden、Willie Cornish、William Warner。
前列左から: Jefferson Mumford、Frank Lewis。

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