俺はなんだかんだ持病が多い。俺自身が患っているのは解離性同一性障害くらいだが、他人格を含めると、双極性障害と統合失調症、てんかんなどがある。どの病気が原因かは分からないが、俺には記憶の欠落がある。
日常生活に支障をきたすものも多いが、執筆や読書をしていて困ることもある。
実生活でも人の顔や名前が覚えられないが、小説を読んでいても登場人物の名前を覚えられない。特にカタカナに弱い。国名、首都名、登場人物、何度読んでも覚えられないため読書に苦労する。
読書をしていて感動したり物思いにふけったりと感じるものはあるのだが、それの感想やレビューになると、登場人物の名前を間違えて書いたらどうしようと考え、なかなか書くことができない。
それに加え、何度か受けたWAISでは言語理解だけが著しく低いという結果が出た。
頭の中に渦巻く感情や思考が言葉にならない。感覚的に理解し処理していることが、言葉にしようとすると溶けていく。とてももどかしい。
そんな自分がエッセイを書き賞を取れたことは、不思議な気持ちではあるが、記憶の欠落があろうと言語理解が低かろうと、伝えようとすれば伝わることもあるのだと救われた気持ちになった。
現在書いているエッセイにもたくさんのコメントを頂いている。それに返事をしたくても、上手く言葉が出てこない。
感謝の言葉だけで良いのかもしれないが、本当はもっと伝えたいことがあって、それを言語化出来ないことが悔しく、返信できないままなのだ。
まとめての返事になり非常に申し訳ないのだが、とてもありがたいし、一つ一つを大切に読ませていただいている。
そして日頃素晴らしい小説を読ませていただいている作家さんたちに、どうにかやってお返しができないかなと考える。
ハートや星を入れるだけで伝わってくれてるのだろうか。
面白かったの一言だけで許してもらえるだろうか。
エッセイにしようかとも考えたが、近況報告にしておこうと今の気持ちを書いてみた。
読んでくれてありがとう。
読ませてくれてありがとう。
これからもよろしくお願いします。