小説を書く人たちの間でまことしやかに囁かれてる例のお話、あるじゃないですか。
いわく、書いているとキャラクターたちが作者の意思を離れて勝手に動く、と。
僕も結構その感じは分からないでもないんですけど、今回書いてて思ったんです、なんなら僕が僕の意思を離れて勝手なことをしておる、と。
文の流れ・繋がりが綺麗になる、だとか、シンプルにいい描写だ、だとか、彼にも理由は色々あるんだと思うんですが、「書いてる僕」が「話を考えてる僕」に相談しないで勝手に動いてしまう。ような。
僕は結構そうやって書かれる自分の小説読み返すのが好きではあるんですが、一方であんまりコントロールが効かないってのも考えもので、うまいことバランスをとっていきたいな、と思うのです。
綺麗な文、かっこいい文もしっかり目指していきたいですが、一方でちゃんと面白い文にもしていきたい。
我純文学ぞ?って顔で誤魔化すことはしたくないな、ってのはずっと思ってることだったりします(純文学は割と読むし嫌いなわけじゃないです、言いわけにしたくないだけで)。
(自分が書いてるものが純文学か?ってのは、あんまり真剣に考えてないから分かりません。たぶん今んとこは違うというか、純文学にはなってないんじゃないかな、とは思いますが)
(そもそも純文学ってなんだよ。そんなものはない。本当に? 無いってことは無かろう、とも思うのですが、その実態を掴むことに意味があるのか、わからない、なにもわからない)
ツイッターと違って文字数制限がないから暴走が止まらないですね。
もっと頑張ろうと思った、って話です。
まあ、僕は僕の書いたもの基本的に好きなんですけど、もっともっと好きになれるように。
おまけ
最初タイトル「空問答のピース・アット・ナイト・ライト」にしようとしてたんですが、
なんか「ナイト・ライト」(夜の光、のつもりだった)の前置詞「アット」じゃなさそうだな、と思って、
調べたら「night-light」は「常夜灯」って意味だったのでタイトル変えました。
タイトルってのもほんと考えるの難しいなあってお話。