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『ドロップアウト・ワンダーワールド』始まりと終わりと裏話 ※ネタバレ有※

※注意※
タイトルが見切れていて注意書きを見れていない人がいるかもしれないので、念のためここにも書いておきます。
ネタバレを含みます。長ったらしい日記みたいになります。ネガティブな発言があるかもしれません。
それでも平気だよ。という方は、最後までお付き合い頂けると幸いです。

こんばんは、玉木紫乃です。
今回は、ドロップアウト・ワンダーワールドの始まりから終わりまでを振り返りつつ、裏話をちょこちょこ投下していくというスーパー自己満足企画です。
気になるところだけ読んだり、そもそも読まなかったりで大丈夫です笑

では、始めに感謝の言葉から行こうと思います。

まずは一言、「完結できたああああ!」です笑

いやー本当に長かった。正直、こんなに長く連載する予定なんて無かったので、自分自身とても驚いています。連載を開始した当初は二年くらいで終わるかなぁ。なんて軽い気持ちで書き始めたのですが、蓋を開けて見れば四年も経っていました笑
そんな調子で始めた連載が順風満帆に行く訳も無く、すぐにネタが尽いて不定期連載へ。それによってモチベも下がる一方。書き始めた動機もやってみよう! という勢いだけ。だったらこのまま自然消滅するか……。なんて思っていたのですが、嬉しいことに、更新を続けていると少しずつ少しずつプレビューが増えていき、ブックマークをしてくれる人が出て来て、そこでようやく。あ、僕の作品を読んでくれる人がいるんだ。ということを自覚するとともに、絶対に書き切らなくてはいけない。という思いが芽生えました。つまるところ、読者様がいてくれたからこそ、僕はこの作品から逃げずに完結まで走り切ることが叶いました! という、僕なりの感謝の言葉です笑
長々と、遠回しに、冗談めいて書いてしまいましたが、感謝の気持ちは本当です。連載当初から読んで頂いた方も、更新された小説や完結した小説から気になって最後まで読んでくれた方も、そして勿論、ブックマーク、評価、コメントをしてくれた方々。本当に本当に、ありがとうございました!
外伝も自己満足みたいなところはあるので、ひとまず、本編を全て読んでくれただけでも感謝の念でいっぱいです。この想いを胸に、僕も新たな一歩を踏み出そうと思います!

感謝の言葉を盛大に述べた直後ではありますが、ここからは執筆の経緯や裏話、それに少しネガティブな話も入って来るので、そう言った類の話が苦手な方は自衛をお願いします。

書き始めは今から約四年前。勢いで始めたネット小説の連載。最初はとても順調で、書くのも楽しくて、こんなキャラも出したい。こんな展開をさせたい。なんて考えていたものです。しかしそれも二章のブラックプリズンくらいまでの話で、出したいキャラクターや描きたかった戦闘、展開を数回繰り返している内に、第一期の飽きが兆してきました。それでも既に脳内では構成が整っていたので、三章の人食い沼までは、飽きよりも執筆欲が勝り、割とテンポよく投稿出来ていました。

しかし四章の記憶の祠。ここら辺で歯車が狂い出します!(掲載日を見ながら)

四章の書き始め辺り。ぼんやりと覚えているのですが、確かこの時期に他の連載を始め、短編小説も書き、今作とは別の作品にモチベーションが完全に奪われてしまい、四章の途中で半年ほど休載をしました。
この時は本当に、心が折れたかと思いました。しかし読者が待っている。という一心が最後まで僕の心の最後の繋目として残ってくれていたので、なんとか持ち直せたのを覚えています。
で、この辺りは、確かモチベを復活させるために文字数を少なめにして投稿する試みをして、それで一気に軌道に乗り、よし、もっと読者が読みやすいようにしよう。ということで、毎週土曜日投稿を始めた感じですね。
深夜投稿、不定期投稿であるにもかかわらず、少しずつ読者が増えているという事は、休日の朝、定期更新にしたらもっと読者にストレスなく、習慣化してもらえる。そう考えた僕は、すぐに予約投稿機能を使い出し、そこからは投稿時間を少しだけ前後させたりするくらいの微調整を経て、毎週土曜日の朝八時投稿という形に落ち着きました。この時期には他の連載も既に終わっており、今作一本となったので、大体五章の治癒の村。辺りから本格的に伏線を張り始めたり、敵キャラの設定を濃くし始めました。

そして六章。雲の上の国。最終ステージだと思われていただろう天空上に潜入するというところ。ここは結構悩んだ末、獅子民を人間体へ戻すために、そしてアヴォクラウズの内情を描くために、丁度話の中盤だと思われる六章で潜入し、そしてその裏ではこの世界の成り立ちについて明かし始める。

七章、八章では、世界地図がもっと広いモノなんだよ。というアピールの為に他の大陸を出しつつ、主要キャラのバックボーンを書き出す。この辺りで敵の能力も少しずつ明らかになりつつ、主要キャラと敵キャラの因縁をつけつつ、物語は九章。滝の洞窟と血の真実。へ。ここで初汰たち咎人の特性が明かされたり、主人公サイドが一気に追い詰められたり、そんな中でついに、この世界の過去を知る人物にたどり着く。

十章。魔の海域。十一章。集う欠片たち。この二つに関しては、本当に滞りなく書き進めていけた。書き溜めも毎週五話くらい出来ている状態がずーっと続き、物語も決着がつく関係があったり、ラスボスの存在が表に出始めたり、この世界の成り立ちが明かされたり……。そして著者、物語、どちらも良いテンションで最終章に入って行く。

最終章。過去を越えて。
ここは毎回毎回時間をかけてゆっくり書いていたせいもあり、書き溜めは一気に無くなりました。主要キャラ、主要敵キャラの決着と関係性、人間性。そして激しい戦闘や、ラストの緊迫感やスピード感。色々と考えた上で、このような終わり方を迎えました。

こうやって振り返ってみると、やはり前半期が一番辛かったように思います笑
中盤の定期更新を始めたころからは、待っている読者への責任感は勿論のこと、自分ですらも、その定期更新を待ち望んでいるような心持になり、割とスラスラと、そして真摯に作品と向き合えたのかな~と思っています。
とは言うものの、最終章は定期更新に毎週毎週首を絞められ続けていました笑
今だから言えますが、正直金曜日まで仕上がらないことが普通になっていました。そして金曜日の深夜。というか土曜日の朝方まで書き、軽く最終チェックをして予約投稿。みたいな。
一度あったのは、忙しくて金曜日まで一切書けなかった週、土曜日の朝七時。つまりは投稿予定の一時間前に書き上げた話もありました笑
本当に、今となってはトークですね笑

こんなに活動報告を長く書くことも無ければ、こんなに長く書いている人もいるのかと言うくらい長文になってしまいました。きっとこれを興味津々で最後まで読む人は極少数でしょう。それに読み返してみたら、ただあらすじを書いているだけな気もしてきた笑

とまぁ、これだけの量あらすじしか書いてないから、大半の人は途中で抜けていると思うので、ここから少し裏話というか、暴露話を少し。

実は僕、ライトノベルを読んだことが無いんです。
これを公の場で言うと、読んだことも無い奴が書くな。と思う人がいると思うから書くか迷ったのですが、もしかしたら、というか、ほぼ確実に、もう僕が転生、転移系のライトノベルを書くことは無いと思ったので、書いておくことにしました。これは一種の宣言と言っても過言ではないかもしれません。
今度、僕が思うラノベを書くとしたら、恋愛系か、最初から異世界の話にすると思います。RPGが好きなので、こてこてのハイファンタジーが良いなという感じです。実は案があったりなかったりするのですが、恐らく書かないと思います笑

少し話は逸れましたが、きっと鋭い方だったり、転移ラノベを読み漁っている人だったら。なんかこいつ、ラノベの定石知らねーな。と思った人もいるかもしれません。てか、そう思った人が最後まで読んでくれているとも限らないので、何とも言えない話ですが。

まぁそれは置いといて。書いた理由をぶっちゃけると、郷に入っては郷に従え。これです。この理念で、僕は転移系ラノベを書こうと思いました。ひ弱な主人公、ハーレム、人生逆転、ここら辺が四年前の僕がラノベに抱いていた偏見でした。だから最初の初汰はすごく弱々しく、女キャラももっと仲間に入れるはずでした。しかしこういうファンタジー色が強い世界観で弱々しい主人公を書いたり、凄く可愛らしい女キャラで主役を囲んだり。というのを書くのがあまり好きでは無かったので、中盤になると初汰の性格はほぼ百八十度変わって正義感が強くなっていたり、最初からヒロインはリーアに絞っていたりしました。

こういう発言を始めるとどんどんネガキャンが加速してしまうので、ここで止めようと思います。

最後に短めの裏話を書いて締めようと思います。
この作品の大筋はほとんど変えていないのですが、実は、書き始めた時は人間対キメラという構図で最後までいこうとしていました。詳細な設定を書くと長くなるので名称だけ説明すると、サラブレッド、インフェリアー、スペリオル。という三種のキメラと、人間たちが戦争を起こし、解放軍側が勝つ。という簡素な設定のみで書き始めました。それが書き始めてみると、もっと面白くしたい、こうしたい、あぁしたい。という欲が強まり、何だかんだで大筋に戻って来て最終回を迎えられました。

長々と、実に二時間ほど書き込んでしまいました。まるでブログだ。
まぁたまにはこうやって書くのも良いなとも感じました笑

ということで、今回は終わりにしようと思います。きっと最終回を投稿した日に書いていたらもっと長くなっていただろうな~笑

では、これにて眠りに就こうと思います。最後まで読んでくれた方は、本当にありがとうございます。それではまた。

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