いつも拙作をお読み下さっている皆様、そして初めましての皆様もこんにちは。
本日は残念ながら天気の悪い一日でしたが、皆様、いかがお過ごしでしょうか?
まず初めに、いつもお読み下さり、あまつさえサポーターにまでなって下さったそのこあなた!
この場を借りまして、御礼申し上げます。
さてさて、現在鋭意更新中の拙作
【最底辺であがく僕は、異世界で希望に出会う~自分だけゲームのような異世界に行けるようになったので、レベルを上げて、みんなを見返します】
極めてファンタジー色の強い本作ですが、実は登場する異世界の理論的背景として、ブレーン宇宙論等の最先端の理論を拝借しております。
ブレーン宇宙論では、我々が知覚出来る世界はバルクと呼ばれる高次元の海に浮かぶブレーン(膜)に過ぎないと考えます。
これはSFの話では無く、現実の宇宙論、量子力学含めた分野で真剣に検討されている理論だったりします。
もしこの理論が正しいとすれば、必然的にバルクに浮かぶブレーン(膜、つまり世界)が1枚だけでなくても良いわけで、我々の知覚出来る世界とは物理法則がまるで異なるブレーン(世界)がそれこそ無数に存在(いわゆる多元宇宙論)しても良いことになります。
つまり本作で描かれている世界が、どこかに現実に存在するかも、と妄想を膨らませる事も可能になるわけでして。
ちなみに中国は、ノーベル賞で話題になった量子テレポーテーション(本作中では、その理論に基づくICチップを他人に埋め込み、その人物をアバターとして操るS級の能力者、孫浩然が登場します)の分野でも、世界をリードしていたりします。
2017年7月 中国は世界で初めて地上から衛星への量子テレポーテーションに成功
https://www.technologyreview.jp/s/47635/first-object-teleported-from-earth-to-orbit/2022年5月 中国の量子科学実験衛星「墨子号」が、1,200kmの距離を隔てて量子テレポーテーションを利用した量子状態の転送に成功
http://j.people.com.cn/n3/2022/0507/c95952-10093535.html科学がSFやファンタジーに追いつく日もそう遠くない......かもしれません。