福岡市の野鳥観察の場は各地にありますが、西が今津、まん中が大濠公園、そして東が和白干潟、概ねこうなっております。
これを書くためにいつもより丹念に干潟を散策していますが、まだまだ冬の最盛期には程遠い状況、正直今の和白干潟は花なども無く、殺風景なだけの寂しい場所に過ぎません。
夏はというと夏鳥と、いつのまにか流れ種で増えてきたハマボウが鑑賞資源となりますし、貝掘りというメリットも生じてきます。
冬の華は何といっても冬鳥で、シンボルバードのミヤコドリを筆頭に、クロツラヘラサギ、ツクシガモなど、なかなか見ることのできない、そして絵になる鮮やかで大型の野鳥がやってきてくれます。
地味ですが、シギ・チドリの類も多数きます。
この辺は蝶の世界で言うジャノメチョウ的な存在、最近はあまりカモメ系を見かけない気がします。
春にはこういったスターが帰国してしまいますが、ならではの今度は野草が舞台を彩ってくれます。
こうして整理すると、和白干潟のネックはこれといったものがない秋なのかな?
とも感じます。
10/16の鳥信は、カラス ダイサギ ハクセキレイ の他に、ハマシギだかトウネンだかの少ない群れ、餌を取る姿は可愛いのですが、いかんせん小さいのと区別がしにくいのが、難点、砂と紛らわしいのは保護色なのかな?なんて。