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小説家とは言葉にできない何かを言葉にする人のことである

 咲季真です。私事ですが、自分がこのカクヨムというサイトがオープンすることをきっかけに小説を書き始めてから約一年となります。今日まで自分は日々創作活動に精を出しているのですが、時々手が止まった時になぜ自分はこんなことをしているのだろう、と考えてしまうことがあります。自問しても自答できないもどかしさが常にあるのですが、ここ最近は何となくですがタイトルのようなことを考えるようになりました。
 言葉にできない何か。
 それは、昨日食べた美味しい物の味かもしれない。
 それは、誰かに想いを伝える前のドキドキかもしれない。
 それは、社会の不条理や不寛容さ、理不尽さへの怒りかもしれない。
 それは、孤独という言葉に怯えるココロかもしれない。
 それは、明日の出来事に高揚する夢心地かもしれない。
 それは、きっと、自分にさえ分からない何かなのかも、しれない。

 自分はなぜ小説を書くのか。書き始めたのか。
 一生懸命設定や人物や物語の流れや感情や理論的トリックなどを考え、誰かに伝えようとするのはなぜか。
 ただ漠然と書いているわけではありませんが、それでも自分は未だにこれだ、と言える絶対的で明確な答えを出せそうにありません。

 言葉にすれば必ず伝わるというのは傲慢な考えですし、また私の文体は装飾が多いので、時折解釈に困ることがあるやもしれませんが、それでも、少しでも何かを感じていただければ幸いです。
 これからも精進してまいりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

2件のコメント

  • フォローの感謝とご挨拶に寄らせて頂きました。

    また、作品の方も読ませて頂きますね。

    簡単ですが、失礼します。
  • >ジョセフ武園様
    コメントありがとうございます。こちらこそご挨拶もせずに失礼いたしました。これからどうぞ、よろしくお願いします。
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