天災ばっかりは、事前にどうしようもないもんなあ。
棚が倒れないように補強したり、あまり物を積み上げないようにしたり。
自宅は震度5で、安定悪い物が倒れる程度でした。
今日もまだ電車が遅延していて、通勤通学の皆さんは大変そうです。
私も所用で出掛けなければいけなかったので、朝は30分遅れのJRの世話になりました。
心配してコメントをくださった皆さん、ありがとうございました。
無事にやっとります。
えーっと、何か面白い話をしないと……
そういえば、ちょくちょく覗きに行ってる作家さんが、蛇退治の話をたまに書かれているんですよ。
涼月さんなんですけどね。
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https://kakuyomu.jp/users/ryougethu-yoruno子供の頃、家の中で冬眠しているシマヘビを見つけまして。
こういう時に限って、他には大の爬虫類嫌いの母しかいない。
病的なくらい嫌いなんです、蛇とかトカゲとか。
仕方ないので、小学生の私がどうにかしないといけなくてさ。
首を掴めば良かったのでしょうが、そんな知恵と勇気は発揮できなくて、とりあえず棒でつついたんです。
ほら、トイレの詰まり直すやつの、柄のとこだけを想像してください。
なんでそんな棒があったかはともかく、それでこう、蛇の頭をコン、と。
すると起きて怒り心頭の蛇が、棒に反撃しまして、ガッツリ噛みつきました。
もう、牙が食い込んでる。
棒を持ち上げると、蛇ごと付いてくるわけです。
蛇は何にでも巻き付こうとするので、棒にも当然、身体を跳ね上げてくるんですが、これはマズいと思いました。
棒を伝って、自分に向かってきたら最悪じゃないですか。
そこで棒をクルクルと振り回してですね、その状態で外へ走ったんです。
遠心力で蛇はニョロニョロと、尾をたなびかせる。
牙は食い込んだまま。
蛇&棒。スネークスティック。スニック?
全力疾走で10秒、向かったのは近所の畑です。
今は無くなりましたが、当時はまだ小さな畑が街にも残っていました。
そこの畑は、蛇なんか平気そうな老夫婦が管理してましてね。
子供ながらにも、彼らなら何とかしてくれるだろう、と。
ダテに歳は食ってないだろうと。
畑の前まで行った私は、力一杯、棒を叩きつけるように前へ振りました。
蛇のオーバースロー。
いくら牙が食い込んでいても、オーバースローには耐えられず、口を放して畑の上空を飛んで行きます。
皆さん、水面を泳ぐ蛇って見たことありますか?
空中を飛ぶ蛇が波打つ様子は、泳いでる姿にそっくりでした。
シマヘビは大根葉の茂る畑の奥へ。
多分、老夫婦が、その後どうにかしてくれたはずです。
私、子供ですから。
その後のフォローなんてしない。
なんでしょう、これ。懺悔ですかね。
蛇と私と老人、とかかな。
高羽でした。