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草食アングラ森小説賞に参加させていただきました。自作についてちょろっと書くよ。

まず、多くの方から講評・感想をいただきありがとうございました。
この場を借りてお礼を申し上げます。

俺の殺しがバレない理由(https://kakuyomu.jp/works/16816452220025582092)にて参加させていただいたのですが、自作についてちょろっとだけ。
伏線やホワイダニットがきちんと書かれていないのは意図してやっているのが半分と言う感じで、あそこで殺し屋が成長したり、変化したり、伏線が回収されたりというのは全く別の小説になってしまうと思うんですね。
仮に殺し屋が変化したとするなら、それは殺し屋がバレる時だと思います。変化しないからこその無。だからこそバレない。だからこそ、自分を文字通り殺してまで、ルールを順守しないといけない。生きる自然法則。自我の喪失。それはもしかしたら悟りや解脱に近いものなのかもしれません。殺し屋なのに。

伏線については以前第三回こむら川に出させていただいた「高度1万メートル、燃料0」でもそうなのですが、基本的に「現実には伏線はない」というスタンスです。

でも読む側からしたらただの「無」を読まされても???と言う感じなので、そこに無を読んだら読んだなりの面白さというか、読後感がないとただの虚無なので、味のする虚無というか、人生の虚無感をお出しできたらいいなと思ってます。
まあそれは私の今後のテーマですね。虚無主義なんですけどじゃあ虚無、の二文字で済んでしまうので。

最後の依頼については普通に身内を殺された人と言う認識で書いていました(例え社会的に有害だとしても、自分の命と引き換えに殺すほどの動機にはならないと思うので)
ただもちろん解釈は百者百様ですね。

お読みいただきありがとうございました。

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