ワーグナーの傑作の指輪。その中で英雄ジークフリートがラインの黄金と言う財宝に巡り会います。ですがそこにはファーフナーと言う黄金に取り憑かれた蛇がおり、ジークフリートは蛇を倒し黄金と指輪を手に入れます。ですが、黄金や指輪は災いを招きます。ジークフリートの様な英傑もそれにより命を落とします。実は、ラインの黄金は架空の物ではなく、形を変えて現代社会にも存在します。そして人を誘惑し、ファーフナーに変えてしまいます。身近に居ませんか?ブランドを見せびらかしたり、お金を見せたり、自分の社会的地位を誇示したり…自慢をよくする人等。それが現代社会の黄金であり、ファーフナーです。ファーフナーには森の小鳥の囀りも届きません。