-大村藩情報・開発経過-嘉永六年一月十九日(1853/2/26)
■次郎
・海軍伝習所、陸軍調練所設立へ。(兵学の他、数学・理化学・国語漢文・オランダ語・英語・国内国際情勢)と資金運用
■精|煉《れん》方(総括:信之介)佐久間象山は全部回る。
・電力系全般……廉之助・東馬・村田蔵六・ブルーク・興斎・大野規周
高島秋帆 -全体管理、大砲の施条技術と小銃の金属薬莢の調整く。
武田斐三郎-大砲の施条技術の研究と開発。
大野規周- 榴弾の改良と信管のさらなる研究。
賀来惟熊-後装砲の開発、特に装填機構の精度と耐久性の向上。
村田蔵六-小銃の金属薬莢の開発。
・機帆船徳行丸・至善丸建造……ハルデス他職人と船大工をはじめ学生・村田蔵六・上田寅吉
至善丸はスクリュー機関搭載予定だったが、五島沖の事故をうけて延期。
・蒸気機関車の製造……同上
・蒸気機関の研究開発……150馬力を目指す(輸入缶と同等)。ハルデス・功山・弁吉
※ペクサン砲試作品完成、試験運用中。
※欧米にてボイラーの爆発事故が多発しているという情報を取得。原因は2/3が設計上の不備や老朽化、1/3が腐食によるものだと判明。現状は同様の事故は発生していないが、予防策を講じるため研究。
※ソルベー法の完成によりガラスの量産化、商品の多様化が進む。
※田中久重、雲龍水を完成させる。加えて消火器開発。
※時津~浦上間の電信敷設完了。宮村~三浦間は来月完了予定。佐賀藩に打診し、領内に敷設許可をもらう。その過程で佐賀城までの敷設と操作方法伝授の依頼をうける。同時に島原藩、平戸藩からも要請あり。
・製茶自動化……ハルデスと功山&高林謙三+弁吉
・高炉セメントの研究開発。(信之介+α)
・3~4ドック造成
・スクリュー試験艦曙丸、五島沖で事故発生。原因究明と改善にあたる(佐久間象山と適塾五人)
・魚油のけん化(水素添加)の研究。……ブルークと適塾の5人+杉亨二
・冷蔵庫の動力化(蒸気)……高野長英+廉之助
・炭素アーク溶接完成(アーク切断、ガス切断、ガス溶接、鉛電池……信之介+隼人)
■五教館大学(賀来|惟準《これのり》・三綱。|惟舒《これのぶ》)。+ブルーク。
・石油精製方法(2)の完成。研究続く……適塾5人
・焼き玉エンジンの研究開発……+佐久間象山+杉亨二
・プレス機、圧延機の改良(抜き打ち蓋底完成)オランダ人技術者+佐久間象山+杉亨二
■医学方(一之進、宗謙、敬作、俊之助、イネ)+洪庵&適塾メンバー
・下水道設計ならびに工事開始、高炉セメントの開発は同時進行。間に合わなければポルポライドセメントにて施工。……橋本勘五郎+武田斐三郎。1858(~1857)期限。
・新薬の研究開発、臨床。
・|殺鼠《さっそ》剤。
■火術方
陸軍奉行
高島秋帆
立石昭三郎
(武田斐三郎)
(吉田松陰)
(宮部鼎蔵)
新式銃と大砲を用いた戦術運用
※運搬に左右独立軸の運搬車開発(リヤカー)⇒完成
海軍奉行
江頭官太夫(+次郎左衛門+ライケン)勝海舟+田口俊平
・沿岸警備と艦隊運用(設立)
・飛龍丸(73.5t)、昇龍丸(360t)、蒼龍丸(360t)、川棚型(売却予定・67.5t)、徳行丸・至善丸(各400トン・造船中)
・各藩の協力のもと、九州沿岸の測量開始
■産物方(お里、賀来惟熊)
・製茶自動化(高林謙三)、増産、仕入れ拡大。輸送に機帆船
・桑畑の増加と生糸の生産。