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嘉永三年一月八日(1850/2/19)-大村藩情報・開発経過- 

-大村藩情報・開発経過-嘉永三年一月八日(1850/2/19) 

 ■次郎
  ・海軍伝習所、陸軍調練所設立へ。(兵学の他、数学・理化学・国語漢文・オランダ語・英語・国内国際情勢)
 
 
 ■精|煉《れん》方(信之介)佐久間象山は全部回る。
  ・電信機の距離延長研究。(コイル・継電器・絶縁体)……宇田川興斎、ブルーク。
  ・電力、発電、蓄電、アーク灯……水力発電。……信之介・廉之助・隼人・東馬・村田蔵六。
  ・既存砲の更なる安定化とペクサン砲の開発。……高島秋帆・賀来惟熊・村田蔵六。
  ・造船所(ハルデス他)建設地の造成。……ハルデス他職人と学生・村田蔵六。
  ・蒸気機関の性能向上と艦艇用(軍艦・漁船・輸送船)の研究。……ハルデスと久重と功山。
  ・製茶機の研究開発と製造……ハルデスと久重と功山&高林謙三
  ・写真機の研究開発。……俊之丞とブルーク、杉亨二。
  ・高炉セメントの研究開発ならびにポルポライドセメント製造のための設備建造。(信之介+α)
 
  ・ゴムの性質改善とゴーグルの製作。……ブルークと適塾の四人。酸化マグネシウムによるゴムの粘着性低下。佐久間象山
  ・ソルベイ法と石炭乾留によるアンモニア抽出の研究……ブルークと適塾の四人。
  ・魚油のけん化(水素添加)の研究。……ブルークと適塾の四人。
  ・冷蔵庫の改良……高野長英+廉之助+隼人(リクルート中)
   
 ■五教館大学(賀来|惟準《これのり》・三綱。|惟舒《これのぶ》)。+ブルーク。
  ・石油精製方法……火災発生も、被害は少なく精製の研究を続ける。+佐久間象山。
  ・焼き玉エンジンの研究開発……+佐久間象山。
  ・缶詰製造法の機械化とドラム缶の研究開発。(オランダ人技術者とともに)+佐久間象山。
 
 ■医学方(一之進、宗謙、敬作、俊之助、イネ)+洪庵&適塾メンバー
  ・下水道設計ならびに工事開始、高炉セメントの開発は同時進行。間に合わなければポルポライドセメントにて施工。……橋本勘五郎。1858(~1857)期限。
  ・新薬の研究開発、臨床。
  ・|殺鼠《さっそ》剤。
 
 ■産物方(お里、賀来惟熊)
  ・領内の鉱山の状況調査と鉱物の選別保管。
  ・石炭、油田の調査。
  ・松代藩に人を派遣し、採掘の準備に入る。(越後は価格交渉、相良油田はさらに調査)
  ・増産と仕入れ先の全国的な確保、機械化(高林謙三他)が課題。
  ・桑畑の増加と生糸の生産。
  ・魚油の精製(酸性白土、領内産出モンモリロン石)、販売。

8件のコメント

  •  セメント関連でコメ欄が活況なので仕事でセメント使ってた身の上としては

    ①大量生産に向き、ある程度アバウト(10%の誤差は大丈夫)な比率でもそれなりに固まり速乾性が雨の多い日本では非常に有用なポルトランドセメント

    ②材料の1/3を廃材の高炉スラグを使うため安価◎、速乾性は落ちるが時間経過での強度が上がり水和分解も緩やかで優秀な高炉セメント

    ③②ほどでは無いが材料の1/5を石炭灰に置き換えるので安価、流動性は①や②より良好で型枠施工に使い易い、速乾性はほどほどで時間経過での強度増しは起きないが②と同等に水に強いフライアッシュセメント

    ④材料は生石灰と火山灰(21世紀日本では鹿児島のシラスが適材)と自然に元からあるモノで素材の吟味に頭を悩まされないが配合比率がシビア(数%ズレたら固着化しない)緩やかに固まる為に土台として打設した場合は上物を施工するまでの期間を長めに取る必要があるが固まった後の堅牢さは①〜③と比較すると圧倒的(研究者の間では①〜③の50年に対して100年と言われ、内部に鉄筋を入れていない無筋状態なら千年と豪語する声も、ただしローマ時代に遺失された技術を近年復興させた為に本当に100年以上経過した大型の建築物は今現在存在しないので机上の空論と割り引かれてるのも事実)なローマンコンクリート

     (・Д・)てな感じですかね、産業革命以前の失われた古代の技術が復活したってのにロマンを感じる人は④推しなんでしょうけど施工管理のややこちさを知る現場作業員の身の上としてやっぱり①②③が使いやすいんですよね(一度だけ④をやったけど1ケ月ぐらいはメーカーの指示で頻繁に最初の五日ほどは夜中も散水させられたりシート養生したりキツかったなーホント)(^皿^;)まあどれを選んでも一長一短だから物語が面白くなれば問題無いので姜維先生には自由に思考の翼を広げてほしいところです♪いろいろ勝手なコメント書いてますが執筆応援してまーす☆( ᐛ )و
  • コメントありがとうございます^^

    活況ですねえ^^ありがたいことです。

    今のところは①⇒②⇒③の順で考えてます。作中でも書きましたが、①が間に合わないなら②でやって、順次①をやる方向で。③は余裕ができたら、というか石炭灰は使わないと貯まる一方なので、用途を考えていきます。ローマンは……ホントにロマンですが、うむむ。

    という感じでしょうかね。

    今後ともよろしくお願いします。
  • 一土方としては④以外なら……(アスファルト並みの強度しかない)

    石炭灰は全てセメントに使えるので製造が軌道に乗れば減ります。

    セメントを扱うなら吸湿性に優れたクラフト紙が欲しいですね。

    湿気吸ったセメントは強度が落ちるので……。

  • コメントありがとうございます^^

    さては皆様技術者系の方々ですね^^

    なるほど。クラフト紙……? あ! あのセメント入れている袋でしょうか?

    上と下にぶっとい布のヒモみたいなので縫っているやつ!
  •  あー運搬する時の梱包まで考えるのすごい(´⊙ω⊙`)確かにセメントを粉体のまんま運ぶとか片手落ちですもんね(・Д・)だけどクラフト紙って事は近代製紙技術を確立するって事だからデスマーチ進行が平常運転の大村藩では信之介さん死んじゃう気がするんですよね……とりあえず大村藩領で使うセメントには麻で作った南京袋で仕方ないよーな?機密性や防水性はザルだけど史実でも堅牢な紙材でのクラフト紙が流通するまではコレしか無かったし、セメント袋に紙の方が有用だと分かっていた欧米でも第一次大戦前ぐらいまで実用化に時間が掛かってますもんね(紙製の袋は何度か生まれてるけど乱暴に扱うとすぐに破損する事が忌避されてた)ところで麻布の材料として日本古来な麻も使えるけどモロヘイヤを思いつく金具素屯、葉は食用になるし蔓から繊維をほぐして麻布に使える愉快な作物なんですよねコレ、この時期なら東南アジアでは広く栽培されてるからオランダ経由でゲットも可能です(何故か1980年代まで日本に商品作物として根付かなかった不思議、令和の現代では日本の各地で栽培されてるから植え付ける適地じゃなかったとかの問題も無いのに)
  • そうですそうです、セメント以外にも米や茶封筒、古新聞回収等に使われてる紙です。

    発明が1885年、第一次世界大戦から我慢して使うレベルなので無謀でした。

    麻袋……ゴム軍手が欲しいですね。
  •  作業員目線なら確かに繊維の荒々しい麻袋を上げ下ろしするのにゴム引きの手袋ほしいですよねー(´ω`)広く優しい目線は流石の海猫さま、そのひと言に触発されて“ゴム引きの地下足袋”が頭に思い浮かびました、建設現場や船上での作業にゴム軍手とセットにすると「鬼に金棒」間違いなしですな(確信)
  • コメントありがとうございます^^

    そう言えば絶対に必要ですね;;

    うーん、何年先か?

    麻袋って……あの、なんとなーくイメージできますが、あれですね;;

    ゴム引きの手袋? あ、あの点々がついてる手袋ですね! 地下足袋。親父とかじいさんが履いてました。

    現場の必需品ですね。
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