熱が冷めぬうちに、M1グランプリの感動を書き残します。
正直、お笑いというものを舐めていた。
自分にだって、小説を書いている以上、ユーモアはそこそこあると思っていた。
でも、圧倒された。芸人さんすごすぎる。
これが、朝から晩まで人を笑わせることに真剣な人間たちか。
私が今までやってきたのは、誰かのギャグのパクリだったように思える。
エロやテンプレに頼って、新鮮な笑いは何一つ生み出せていなかったように思える。
私が驚かされたのは、審査員の言語化能力である。
言っている言葉の一つ一つに、なるほどななるほどなと気付かされる。
これが、本物の言語化能力化と思い知りました。
かゆいところに手が届く。
私自身が、なんとなく心のなかで感じていたことを、誰にでも分かる簡単な言葉で言語化してくれる。
この能力を手に入れれば、私は小説書きとしてもっと成長できると確信しました。
私は普段、Vtuberの配信を好んで見ているのですが……
あぁ、やっぱり芸人って、完全に別格なんだなとおもいました。
彼らは、初めて出会った人たちを楽しませる力がある。
たった一瞬でキャラを立てて、話に引き込み、お客さんを笑わせる力がある。
敵わないなと思います。
あとは、トム・ブラウン天才すぎるでしょう。何を食べていたらあんなネタが思いつくのか?
勢いで一番笑ってしまったと思います。
あとは、バッテリイズのエースくん。頭の悪いキャラを一瞬で観客に浸透させる力がすごいです。
あれが、キャラが立つということ。
キャラクターに沼させて、また見たいと思わせる魅力。
笑いって奥深いなって思います。
最後に、二連覇の令和ロマン。
2つ目のネタは、異世界転生ものみたいで親近感が湧きました。
個人的には、最終で一番笑ったのは真空ジェシカでした。落ちが全部予想外すぎてドツボにハマりましたね。
しかし、令和ロマンさんのタイムスリップ。とにかく演技力で持っていった感がすごいですね。
2。5次元舞台感。すごくわかりやすかった。
全体的に決勝のネタは、あまり頭を働かせずとも楽しめる構成になっていたように思います。
決勝のバッテリーズは、王道漫才でめちゃくちゃおもしろかったけど、
大仙古墳と聞いて、最後のオチが予測できちゃったんですよね。私は。
それですこし冷めてしまった部分があります。
序盤が良かった分、終盤の爆発力が物足りなかったという感想です。
エバースの桜の木の下。私はめちゃくちゃ笑ったなー、1点差が激アツだった。
さて、いろいろ無秩序に感想を羅列してきましたが、夜も遅いのでまとめに入ろうと思います。
私が子どもの頃は、漫才が難しくて、よくわかりませんでした。
あの頃から、15年。
今まで私は、M1をきちんと視聴したことは、なかったように思います。
今年は、笑いの勉強のために、執筆を止めてM1を見ることを選びました。
でも、観て本当に良かった。
新しい世界があることを知りました。
私はまだまだ強くなれる。
もっともっと、小説家として成長したいと思える、良い刺激になりました!