今年もいよいよおしまいなので、2018年に須崎正太郎がやった動きを少しまとめたいと思います。
・商業作品3点発売
「勇者だけど歌唱スキルがゼロなせいで修羅場続きになっている」(スニーカー文庫)
「童貞を殺す異世界」(ダッシュエックス文庫)
「戦国商人立志伝 ~転生したのでチートな武器提供や交易の儲けで成り上がる~」(KADOKAWA・L-エンタメ小説)
それぞれ、単行本、ならびに電子書籍として発売中です。
・電子書籍1点発売
「ラノベ作家ですが自作が書籍化すると思ったら、クラウドファンディングもすることになりました」
電子書籍でのみ発売中。
須崎正太郎がKADOKAWA様と提携してクラウドファンディングをやったときの流れを自伝にしています。
特別付録として、自分がダッシュエックス文庫様からデビューするきっかけになった作品「銀行員ハルカ彼方を目指す」も収録しています。
・無料作品1点執筆
恋するカナリアと血獄の日記帳
https://kakuyomu.jp/works/1177354054886526552 カクヨムで発表した読者挑戦型ミステリー(?)作品です。
2001年に起きた連続殺人事件、その被害者の日記をアップしています。
事件の真相がどういうものか、ぜひ皆様、推理してみてください。
正直、けっこう自信作です!
・ピクシブファンボックス開始
月額500円で須崎正太郎の作品読み放題。
とか、作品の裏話とか、いま須崎がなにをしているのかとか、いろいろここだけの話を公開するファン限定サービスをしております。
その他、今年はKADOKAWA様とクラウドファンディングをやったり、声優さんたちとゲームイベントやトークショーをやったり、日本経済新聞様からインタビューを受けたりしました。
KADOKAWA様から本を出すのは初めて。
文庫ではなく大判で本を出すのも初めて(戦国商人立志伝がそうでした)
クラウドファンディングは初めて。ゲームイベントも初めて。声優さんとお会いして、いっしょにお仕事をするのも初めて。マスメディアから取材を受けるのも初めて。初めて尽くしの1年でした。
カクヨムなどで、他の作家さんがインタビューに答えているのを見て、うらやましいな、俺も取材とか受けてみたいなーとか思っていたら、日本経済新聞様からの取材申し込みが来たのは驚きました。
新聞て。
ラノベ関係じゃなくて経済新聞て。
しかしこのときのインタビューは自分なりに良い経験になりまして、8月に公開した「恋するカナリア」の中で登場人物が新聞記者から取材されているシーンがありますが、これは実体験を参考にして執筆しました。よきかなよきかな。
そういえば今だから言えますが、インタビューを担当してくださった日経新聞の記者の方は女性だったのですが、事前に私の作品をチェックしてくださっていたのが嬉しかったです。
読んでくださったのがよりにもよって『童貞を殺す異世界』だったのが非常に辛かったですが。
せめて『隠岐島千景』か『君主生活』……
あるいは『銀行ガール』があと1年早く出ていれば、と思わざるをえなかった。
あれは痛恨の一撃でした。記者さんが「優しい作品でした」と評してくれたのが唯一の救い。
優しいのはあなたのほうです、本当にありがとうございました。
でもまあ『どうせい』(略した)もいい作品です。普段、自分の作品を読み返すことはあまりしないのですが、あの作品はたまに読む。『どうせい』の121ページとか神ですよ、神。ごめん俺の手柄じゃなくてさくらねこさんの実力。あのページはやばい。リノは俺の理想にもっとも限りなく近いのです。いい女である。
話がそれました。
とにかく、今年の動きはこんなところです。
来年は……いろいろ予定をしていますが、まずは2019年1月10日に一迅社のメゾン文庫様から「銀行ガール」が発売されます。
須崎正太郎の初ライト文芸作品です。
エブリスタ大賞の受賞作品です。
田舎町で奮闘する銀行員の女性を描いた話になりますので、チェックしてくだされば幸いです。
『戦国』の続きも芽が消えたわけじゃないんですよね。
ちょっとどうなるか、まだ確たることは言えないのですが。気長に待ってください。
これは『異世界君主生活』にも言える。あれは続きを書きたいし書くべきなのだ。
とにかく今年もいろいろとお世話になりました。
特に『戦国』のクラウドファンディングイベントに支援、参加してくださった皆様には感謝の言葉もございません。本当にありがとうございました。来年も引き続き活動をして参りますので、なにとぞよろしくお願い申し上げます。
それでは皆様、よいお年を。