というわけで、「戦国商人立志伝」イベント当日を振り返ります。
まずは、御礼を申し上げます。
このたびは「戦国商人立志伝」のクラウドファンディングイベントに多額のご支援を賜りまして、誠にありがとうございました。
書籍を買っていただけるだけでも嬉しいのに、1000円、3000円、6000円、9000円と支援をしていただけるなんて。
これはやはり、大変なことだと思っております。本当にありがとうございました。
クラウドファンディングの支援コースは、1000円から50000円までありまして、まあ50000円コースはなんといいますか、ネタみたいなところがあったので、堤さんとも「これはさすがに来ないでしょう」なんて話をしていたんですが、それにしても、1000円、3000円、6000円、9000円――という金額を、この須崎正太郎と「戦国商人立志伝」のために支援してくださるなんて、これはすごいことだと思います。
その1000円や3000円を稼ぐために、読者のみなさんがどれだけ働くことか。本当にありがたい話です。
そして今回のイベントには、わざわざ遠方の方から来てくださった方もいらっしゃいます。関西の方が多かったんですが、愛知県から来られた方もいましたね。
そう、響恭也先生も自費で参加してくださったのですが、先生は石川県からでした。すごすぎる。わざわざ交通費まで使って顔を出してくれるというのはよくよくのことです。これについては、関係者全員が厚く御礼を申し上げます。
イベントそのものは、客観的に見ても盛り上がったと思います。
トークはね、まあ私のトーク力なんかたかがしれたものなんですが、堤さんの司会とKASEN先生のサポートのおかげでなんとか乗り切れました(笑)
一度、えらいポカをやらかしましたけどね。ねえ。あのゲームのタイトルは、ね。許可を取ってなかったのにね。1回目はボカしたのに。なんのためにボカしたんだか。……分かる人だけ分かってください……。
ゲームのほうも、皆さんが楽しんでくださったようでよかった。
それが本当によかったんです。ゲームそのものはシンプルな、商品を取引してお金を増やしていくゲームだったんですが、シンプルなのがよかったですね。
ついていけない、分からないって人がいなかった(ように見えます)。あれは1時間くらいやりましたが、3時間くらいやってもいいですね。面白いですよ。後半にいくとお金の扱う額が、主催者の想定を超えてインフレしたのもすごかったですね。
お金を無くして、他の方から借金したりするひともいて、まさにリアルカイジ。ギャンブルとして丁半博打のコーナもあったんですが、あれもも盛り上がりました! 僕がやたら負けまくったイメージですが、博打で負けたの3回くらいですからね!? 4回くらいは勝ってるんですよ!?
ゲームについては声優さんたちの盛り上げもすごかったですね。朱野みゆきさん、小澤みのりさん、村田知沙さん、それぞれのご活躍のおかげでイベントはおおいに沸きました。
特に戦争イベントは、えらいことになりましたね。
声優さんたちで黒ひげ危機一髪ならぬ独眼竜危機一髪やら、腕相撲やらやったんですけどね。独眼竜危機一髪は朱野みゆきさんの勝利!(朱野さんは丁半博打が異様にサマになっていたのをいまでも思い出します)
腕相撲は、小澤みのりさんの圧勝!(いやもうこれは……圧勝でした……)すごい盛り上がりでした。今回のゲームイベントについては、いずれ作品の中にも活かしていきたいと思っております!
そして村田さんは、イベント中、ずっとお店を盛り上げてくださっていたのが印象的です。馬屋を経営されているときに「お馬さん売ってますよ~」と明るい声を出しておられたのが記憶に残っています。打ち上げのときも、ずっと相手をしてくださって本当にありがとうございました。声優さんの貴重なお話なども聞けて、ためにもなりました!
……とまあ、そんなわけで、思い出もりだくさんとなった今回のイベント。
数日前のブログでも少し触れましたが、大盛況で終わったのであります。
このイベントを作るのに頑張ってくださったスタッフの方々、出演してくださったKASENさんや声優さんたち、そしてなによりも支援をしてくださった皆様のおかげであります!
そうそう、支援者の方々からは、差し入れもたくさんいただきました。
美味しいお菓子やカフェのクーポン等々、すべてありがたく使わせて、そして美味しくいただきました。ありがとうございます。
さらに今回、18000円コースにご支援をいただいた中嶋祥さん。
この方とは、じつは10年来の知人関係であります。自分がキンドルで発売している「あの世ですが裁判員裁判を始めました」の解説にもその名がありますね。
中嶋さんとはデビュー前からの関係で、じつは、新人賞に作品を応募したりするときに、作品を読んで、感想をいただいていた方です。
自分は2012年ごろから、いろんなレーベルの新人賞に作品を送っておりましたが、そのたびに、中嶋さんから感想や誤字脱字等の指摘をいただいていたものです。
しかし、そんな中嶋さんとも、じつはまだ顔を合わせたことさえなく。
何度か会おうという話はあったのですがスケジュールがかみ合わず、ずっとネットのみの付き合いだったのでした。
その中嶋さんと、ついに初対面を果たしたのが今回のイベントだったのです。
デビュー前から、何年も付き合っていたひととの初対面が。――ずっと作品の感想を求めたり求められたり、送ったり送られたりしていたふたりの人間が、まさか本当に、かたやプロ作家となり、かたやその支援者という立場となり、そしてKADOKAWA様の本社ビルで出会うということになろうとは。
だから、当日。
クラウドファンディング18000円コースのリターンとして、僕は、中嶋さんに、「戦国商人立志伝」の書籍10冊セットを、満座の前で手渡したのですが……。そのときに、こう言ったのです。
「まさかこんな日が来るなんて」
と。
当日、中嶋さんに対して僕がそういうセリフを思わず口にしたのは、そういう数年間の時間があればこそでした。
2012年1月、はじめて僕がライトノベルを書き、中嶋さんに作品のチェックを依頼し、その後、見事に1次選考で落選したあのころから、じつに6年以上の月日が流れていました。
そういうわけで。
自分にとっては今回のイベント。
あらゆる意味で感慨深く、そしてありがたい、本当にありがたいイベントとなったのでした。
イベントに参加してくださった皆様、イベントに参加できずとも支援をしてくださった皆様、「戦国商人立志伝」や、また他の須崎正太郎の著作をこれまでお買い上げになった読者の皆様、本当にありがとうございました。
「戦国商人立志伝」の2巻の動きは正直まだ不透明ですが、しかし「戦国」も、そして新作等々もこれから頑張って執筆を続けて参ります。これからも、どうぞよろしくお願いします。
イベントの総括は、以上です!
イベントに参加したtadsanさんの記事がアップされています。
戦国商人立志伝「リアル転生ゲーム」に参加した
https://medium.com/@tadsan/%E6%88%A6%E5%9B%BD%E5%95%86%E4%BA%BA%E7%AB%8B%E5%BF%97%E4%BC%9D-%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%AB%E8%BB%A2%E7%94%9F%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A0-%E3%81%AB%E5%8F%82%E5%8A%A0%E3%81%97%E3%81%9F-6ab93b9b9181 参加者さんからの立場で詳しくレポをされておりますので、ぜひチェックしてみてください!
また自叙伝「ラノベ作家ですが自作が書籍化すると思ったら、クラウドファンディングもすることになりました」も近いうちに最終回を投稿します。お楽しみに。
今後とも須崎正太郎をよろしくお願いいたします!