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常陸の国 その三

 今日は。閑古路倫で御座います。前回の続きですが、かなり、エグイ話書きます。子供が殺される話しです。後味非常に悪いので、無理に読まないでください。
 天狗党が、朝廷に勤王攘夷の素志を訴えようとして西上し、ある意味希望の星とも言えた。亡き主君“斉昭公”の御子息、“徳川慶喜”により、捕縛処刑された後の話しです。天狗党の指導者の筆頭“武田耕雲斎”の首級は水戸へ運ばれて、この時、牢に入れられていた家族は処刑される事になります。
 耕雲斎の後妻は耕雲斎の首を抱かされ斬首されます。同時に行われた家族の処刑では10才と3才の子供も処刑されます。10才の子は大人しく首を差し出し斬首されますが、3才の子は恐れて暴れたそうです。その子は、処刑人が押さえ付け刺し殺したそうです。悲劇はこれで終わらず3年後、武田耕雲斎一家の処刑当時の家老“鈴木石見守”が、維新倒幕の転覆で、捕縛処刑されます。この時、3才と8才の石見守の子供も斬首されます。同じ様に8才の子は大人しく斬首されますが、3才の子は「兄者の様になりたく無い」と、お菓子を握らせられたまま、泣いたそうです。胸くそのお話でした。維新回転で、天狗党の名誉は回復しますが。対立した諸生党は家財を没収され処刑され、捨て置かれます。これが、長い間に水戸に残る蟠りとなって、今だに大物政治家は、この地域から誕生しないのだと爺いは思います。長々と胸糞の悪い話を書かせていただきました。

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