──だから、れいちゃん。やっぱり毒友と呼ばせてよ。
わたしの心の奥底で。
このたびわたしの最新刊『苺飴には毒がある』がポプラ社様より刊行されました。
各書店やオンラインストアにてお求めいただけます。
今回は、青春という単語が一度も出てこない青春小説になります。
ちっともきらきらしていない自分の思い出をベースに書きました。
実際には幼少期~中学卒業後くらいまでのことですが、編集者さんと相談し、高校生の設定にしてあります。
その高校も実際自分が通ったのとはまた全然設定を変えていますが、主人公の友達「れいちゃん」とのエピソードに関しては40%くらい実話です。
実話だからいいってもんでもありませんが、自分にとっては長く心の内側にヘドロのようにこびりついていた記憶を搔き集めて小説(しかも商業作品)へと昇華させることができたというのは、人生の階段をまた一歩上れたくらい大きなことなのです。
Twitterでわたしの何気ないつぶやきを拾って「小説にしてみませんか?」とお声がけくださり、念入りにブラッシュアップさせ、一緒に走り続けてくださった編集者さんにまずは御礼を言いたいです。
そして、応援し支えてくださるすべての方に。
同じ経験のある方や、これから新たに人間関係を構築する方など、ひとりでも多くの方の手に届いたら心より嬉しく思います。
お読みくださいました方はぜひ、ご感想をお聞かせください。