2021年はまちがいなく飛躍の1年となりました。
『炭酸水と犬』と『アパートたまゆら』が書籍になったのも、カクヨム時代から応援してくださった方々のおかげです。
作品が世界に出ていってからは、TwitterやInstagram、読書メーターやAmazonでも、熱心なご感想やレビューをたくさんいただきました。
本当にしみじみと感謝しています。
ラノベが主流の小説サイトで一般文芸作品を上梓できたというのはなかなかのことではないかと振り返っております。
書きたかったもの、表現したかったものをほとんどそのままの形で本にしていただいたことも、たくさんの方のお力を借り様々なご縁ができたことも、本当にありがたくて。
わたしの世界はぐんと広がりました。
出版後は目立った活躍はなく、「重版出来!」とか言う機会もないままですが、おかげさまで作家生命は続くことになりまして、そのあたりは今後のお知らせにご期待くださいませ。
人生は楽しいことばかりでなく、影が差すこともあれば、なかなか癒えない傷もあったりします。わたしもそうなのですが。
だからこそひとときでも苦しみを忘れ、心を彩ることができればと、そればかりを祈って筆を動かし……もとい、キーボードを叩き続けます。
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年末年始、何か無料で読んで楽しんだり誰かを推したりしたいなと思われましたらぜひ、砂村かいり最後のカクヨムコンエントリー作品をお読みいただけますと、とってもとっても嬉しいです。
【長編部門】
●恋なしじゃ生きられない。でも、恋だけじゃ割りきれない。
『不要不急の恋人』(連載中)
https://kakuyomu.jp/works/1177354054895747503
【短編部門】
●同期の中でひとりだけ浮いている気がする──そんな気持ちになることはありませんか?
『フリマやろうよ』
https://kakuyomu.jp/works/16816452220468305620
●世間知らずのわたしに、ある日青春が降ってきた。
『オーガニック・ガール』
https://kakuyomu.jp/works/16816700427017726245
●無趣味な女子高生とアイドルおたく男子高生が出会ったとき、何かが始まる。
『overture』
https://kakuyomu.jp/works/16816700427360894471
既に★でご評価くださった方々にあらためてお礼申し上げます。
これからの方もぜひ、目次の下の「★で称える」からぽちっと★を押していただけますと砂村がますます幸せになります。
こんなお願いをするのも今回のカクヨムコンでおしまいにします。
いつでも書店で会える作家を目指して来年以降も邁進してまいります。
雪がまたちらついております。
皆様、どうかお健やかでよいお年をお迎えください。