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旅の恥はナマステ

……という短編タイトルを旅行中に思いついたのですが、念のためweb検索してみたところ個人ブログ等でたくさん使われておりました。
唯一無二の言葉しかタイトルにしたくない主義なので、断念。
せめて近況ノートのタイトルに据えたわけであります(おい)。

さて、インドへ行ったわけではなく、特急踊り子号のボックス車両に揺られて伊豆へ行っておりました。
独身時代にも夫と訪れた伊豆。
シャボテン公園やバナナワニ園へ行きたかったのですが、初日はあいにくの雨でした。
それもまた旅情……と想定外を楽しみつつ、たくさん歩いてたくさん食べて、ペンションステイも満喫してきました。
帰りの踊り子号の車窓から見えた空と海の青さが忘れられません。

頭を空っぽにするために旅をしたのに、道中小ネタを思いついては「使える……」と思ったり、気づけばエピソードを脳内でアレンジしてキャラの動きをあてがっていたりして、書き手としての自我が常にまとわりついていました。

書けるというのは特技なんかじゃなくて、むしろ病気に近いのではないかとまで思ってしまいます。
何も考えない、ができない。空っぽになれない。
自分の中に湧き上がってくるものを言語化し、文芸性を与えてキーパッドを叩いて発信していかないと、細胞が反乱を起こして死んでしまうような気さえするのです。
体質のようなものとして一生向き合ってゆくしかなさそうですね。

そんな砂村かいりを今年もどうぞ、よろしくお願いいたします。

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