ライトノベルに反発した文芸が出る一方で、それに反発したライトノベル支持派の言論が酷い。

わざと改行しないで「お前ら、文章マニアはこう言うのが好きなんだろう?」と一方的に決めつけて「だから、ライトノベルは素晴らしい」とのたまう。

馬鹿か?

私は流行には疎い人間で『鬼滅の刃』すら一度も読んでいない。
観てもいない。

彼(または彼女)に聞きたい。
――そんなに流行を追いかけてどうする?
――流行に乗っからないと自信を無くすぐらいうすっぺらい主張しかないのか?

彼らの仲間には、まだ本にもなっていないのにやれアニメ化だの言う奴もいる。
そういうのはせめて完成させてから言え。
読者から想像の自由を奪うな。

小説がすぐれている点。
それはもっとも単純な文字の配列でも、読者が想像し、生きる糧を見出すことである。
例えば、(小説ではないけど)仏教の『般若心経』の最後の「羯諦」(読めない? 意味わかんない?  検索しろ)なんてどれだけの人を救ってきたことか。
(私も悟っているわけではないけど。クリスマスにチキンを食べるけど)
柴田錬三郎作品でどれだけ強さと優しさの真価を見せつけられただろう?
池波正太郎作品でどれだけ人生の愛おしさや辛さを知っただろう?
浜辺祐一作品でどれだけ社会で生きる滑稽さや素晴らしさを教えられただろう?
ほかにも好きな作品、作家はたくさんいる。
それを否定されることは、私の今までの人生全てを否定されたものと同義だ。


はっきり書く。
ライトノベル熱烈支持者の書く小説は正直、薄い。
内容も薄けりゃ人間造形も薄い。
あるのはただただ、欲望の垂れ流し。
それでも、多少の面白さや現実味の肉付けがされていればまだ読める。
ほとんど、そういうのもない。
――可愛い(カッコいい)彼女(彼氏)が欲しい
――本当は有能だが周囲が無能
などなど
反吐が出る。
もしも、反論するなら自分の作品で何か賞を取ってみろ。
仲間内で褒め称えあうPVや星は関係ない。
プロの編集者をうならせる作品を書き上げて見せろ。
――学校があるから書けない
――汚れ切った編集者に何が分かる?
等と言い訳をするのなら、君たちのことを「情けない奴ら」と呼ばせてもらおう。

書くスタイルも考え方も読者層も作家ごとに変わる。
それを自分の趣味に合う合わないだけで馬鹿にされると腹立つ。