https://kakuyomu.jp/works/1177354054883809367/episodes/1177354054883953206 さてはて、そんな感じで遂に、本作品のメインヒロイン、悠里が登場しました
なんちゃってクーデレな子に仕上がっています。クールなんてなかった。基本、デレッデレのデレデレです
総じて、キャラクターイメージは色々な点で純粋な、子どもそのもの、といった感じ。彼女と、色々と達観しつつあるゆたかの交流がメインになっていきます
実は、本作を書き始める以前は、いわゆる「異世界もの」の色々な試作をしていました
つまり、現代日本に生きている主人公が、ファンタジー的な異世界へと転送される
逆に、ファンタジー的な異世界のキャラクターが、現代日本へと転送される
今となってはなんら珍しくない、新たな物語の「類型」となったストーリーですが、自分で書いていて、どうにも上手くいってない気がしていました
なら、どうすれば上手くいくのか?
そう考えた結果、別に「異世界」とは、ファンタジー世界である必要はないだろう、というひとつの結論を出しました
ゆたかは、オタク的な世界に生きています
悠里は、音楽の世界に生きています
舞台は現代日本ですが、二人のメインキャラクターが生きる世界は、大きく異なります
別に、どちらが優れていて、どちらが劣っているか、という話ではありません。ただ、二つのかけ離れた世界に生きる人同士の交流。これは現代社会における「異世界交流」じゃないかなぁ、と
どうにも上手く、異世界転生が書けなかった私は「似ているけど、かけ離れている」女の子たちの物語を、昨今の流行の自分なりの解釈として制作、公開していくことにしました
さてさて、これから二人はどうなっていくのか。私自身が一番、見えていない気もします。本当、自由な子たちですから
白羽悠里(しらは ゆうり)
高校1年 143cm
吹奏楽部の超大型新人。担当はフルート
美しい銀髪を持つ、小柄なお姫様を絵に描いたような女の子
既にフルートの演奏技術は大会を総なめにするほどだが、それ以外に関しては不器用で、勉強もあまり得意ではない。体育は何もできないレベル