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拙作『極悪』完結しました

拙作『極悪』が完結しました。
読んで頂いた皆様、レビュー、応援を下さった皆様、本当にありがとうございました。
読者の皆様のおかげでここ数日は毎日カクヨムを開くのが楽しみでした。

この作品は少し特殊です。ですので、この作品を含めたエリオット&アンナシリーズについて説明したいと思います。

まずは『極悪』からです。

これは2015年くらいに書いた作品です。
中世を舞台にした話を書きたいと思い、資料などを読んで、製作に望んだ作品でした。
ハードボイルドファンタジーみたいな、ファンタジーというジャンルに、サラパテレツキーの ヴィク+黒川博行先生の疫病神の桑原みたいな女性と、口が上手くて喧嘩が弱い男性のコンビものを出したら面白いかなと思ったのが始まりです。
自分が勉強不足なだけでしょうが、周りにそういうハードボイルドな女性キャラクターをのいるファンタジーがなかったので、隙間を狙えるかもと思いました。
作って少し満足しましたが、現実世界を舞台としているため、どこか窮屈な感じがしました。

次に作ったのは『溺れる灰』です。
特に出す賞も決めずに、『極悪』を異世界でリメイクしてみればもっとよい作品になるかも、『極悪』製作時に感じた窮屈さを解消できるかと思い製作しました。
コンセプトはファンタジー+ドラッグ。
薬物売買をモチーフにして異世界ファンタジーを書けたら面白いかもと思いプロットを作りました。

確か2016年末くらいに作り始めた気がします。

異世界ファンタジーを書くのは初めてでしたので、自分なりに、舞台となる世界の設定や地図などを作りました。
なので作中に書かれている移動については、たぶん整合性が取れているはずです。
ただ、それを確かめる術は読者様になく、そういうところのリアリティが書いている自分自身もなかなか実感できずに、迷いを感じながらの製作でした。ちなみに、エリオットとアンナのいる世界はアストラという名前です。他にも作中に全く出てこない国や大陸、町なども設定を作りました。

完成してどこに出そうかと思っていたら、カクヨムで「大人が読みたいラノベ」コンテストがあったので、そこに出すことにしました。
ランキングアクションやレビュー数も好調で、想像以上の結果になり嬉しかった反面、コンテストには落選したので悔しさも残りました。

そして最後が『退屈な祈り』です。
「大人が読みたいラノベ」コンテストのランキングが良かったので、二回目があるならまた出そうと思っていました。
するとすぐに二回目のアナウンスが。。。
最初は無理だな、と思ってましたが、せっかくの機会だし、と心を切り替えて製作にあたりました。
新作で出すのが普通ですが、エリオットとアンナが気に入っていたので、そのまま使うことにしました。
一応、一作目を読まなくても楽しめる二作目、ということと、魔法をもう少し出す、文章はとにかく簡潔に、を目指して書き始めました。
ただ、終盤で息切れのような展開になってしまったことが反省です。
文章の簡潔さを目指したことも、あまりよくなかった気がします。

この作品は『溺れる灰』や『極悪』と違い、投稿しながら書いていくスタイルを取っていたのですが、それが一つの原因です。
『溺れる灰』と『極悪』は、既に完結している作品を毎日公開していたのでそれなりに完成度がありました。

『退屈な祈り』もプロットは最後まで練ってあり、その通りに毎日書くだけと思っていたのですが、連載って甘くないですね。
毎日更新しながらもそのあたりは実感していたので、ランキングは全然気にしてませんでした。上位にはいかないだろうなと思っていたのです。
結果的に中間は通ったのですが、これは驚きました。

応援してくれている読者の皆様の力なのだなと本当に感謝しています。

まぁ、これが今、自分がカクヨムで公開している作品についてです。
また夏くらいまでには作品を投稿します。
これからも何卒よろしくお願い致します。

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