少年兵、少女兵という呼び名を、一度は聞いたことがあるでしょう。
そんな彼らの短いお話です。
もっと私に語彙力があれば、もっと綺麗な文章を書けるのに……。
よろしければどうぞ!
⇩拝啓、戦場の花々へ
https://kakuyomu.jp/works/1177354054895036304/episodes/1177354054895036326余談 〜 読まなくてもいいです
このお話はとある少女の最期の時と、少年の恋の終わりを描いたものなのですが、書いている途中、「人の終わりを3,000文字にまとめてしまっていいのだろうか」と筆が止まる瞬間がありました。
人生の終わり。進むことも、戻ることもできず、作り出すことも、壊すこともできず、ただそこで終わり。
実際に、亡くなった少女兵には、3,000文字には表せない心境があったはずなのです。貧しくして生まれ、生きるために兵となり、死と隣り合わせに必死に生活し、それでも仲間ができて、想い合い、そうして生き抜いてきたのだと思います。
亡くなる直前にだって少女兵からは一言二言しか発せられませんが、きっとそれだけではなかった。血が止まらず、痛みも止まらず、呼吸ができず、死が近づいてくるのを感じて、怖くて怖くてしかたなかったと思うのです。遠く彼方で生き別れた家族ーーもしくは顔を知らない両親、兄弟ーーや、戦場に置いていく仲間達に想いを馳せていたことでしょう。死にたくないと思ったでしょう。それでも死の接近は止まらない。押さえても押さえても、ふさがる兆しのない傷口。こぼれでるはらわた。
そんな中、仲間の一人であった少年兵が、少女に語りかける。日常の中でふと思い立ったことや思い出話を語って聞かせる。そのことで、少女は安心できたのではないでしょうか。恐怖から目をそらし、自分が生きてきた世界を振り返って、逝くことができたのではないでしょうか。
少年にだって、言葉にしきれない気持ちがあった。煮え立って消えない青い炎のような、怒りと、憎しみと、後悔と、悲しみとーー。言葉にしてはならない気持ちがあった。
それを言葉にしてしまった。拙い私の言葉で、表し切れるものではないにもかかわらず。
精神をすり減らしながら書き、悩み、結局のところ投稿してしまうのですから、私はどうしようもありませんね。
以上です。長文失礼しましたm(_ _)m