水澤 風音

ロボットが感情をもったら……という普遍的でシンプルな物語ですが、しかしストレートに胸へ迫るものがあり考えさせられます。 この先、人間の模造品を産み出す研究が進み、そうしたものが造…続きを読む

非・現実的空間における現実的犯罪事件を推理します。
本来ありえない場所に、読み手として自然に立てる楽しさは、
作者様の導き手としてのたしかな実力の証と思います。

斬新な切り口に感心します。 また怖い話が好きなのに怖がりの私にとって、この距離感は絶妙でした。 親しめる異形という題材はどこか安心して読めます。しかし決してホラーとしての形は崩れ…続きを読む

擬人化されたちいさな花たちの物語です。 結末のちがう二つの話をならべることで、よりあざやかにうかびあがるテーマが絶妙です。 親しみやすい世界観と、シンプルな物語による比較のしやすさ…続きを読む

”化粧”の起源がほほえましくユーモラスに描かれています。
最後に提示されるちょっぴりの疑問がまた悩ましくて楽しいです。
私はどちらの神様もきらいになれない……ってなりました。

反則なのかもしれませんがつい納得してしまいましたので、これは立派なミステリーと思いました。

語られないからこそ鮮やかに浮かぶ絵。
好きな感覚を味わえました。