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船魄紹介【エンタープライズⅧ】

(史実の原子力空母とは名前が同じだけで別物なのでご注意ください)

【USS Enterprise(エンタープライズ), CVAN-65】
・艦として
 ・艦種:原子力航空母艦
 ・艦級:同型艦なし
 ・前級:ミッドウェイ級
 ・次級:なし(最新)
 ・建造:ニューポート・ニューズ造船所
 ・進水日:1954年9月24日
 ・全長:317m
 ・最大幅:77m
 ・水線幅:39m
 ・所属:第4艦隊
 ・基準排水量:60,000噸(トン)
 ・対艦兵装:なし
 ・対空兵装:Mk.41 5インチ単装砲×18 ボフォース40mm4連装機関砲×24 同連装砲×20 エリコンFF20mm機関砲×80
 ・対潜兵装:なし
 ・搭載機:F9Fパンサー(艦戦)×56 SBCヘルダイヴァー(艦爆)×42 A-1スカイレイダー(艦攻)×44

 大東亜戦争中に沈んだ先代エンタープライズの名を引き継いだ八代目エンタープライズ。世界初の原子力空母であり、空母としては大戦中最大の信濃(装甲で排水量を稼いでいる)に迫る超大型空母である。

 航空機運用能力として、前級のミッドウェイ級航空母艦は一直線の飛行甲板をしていたが、エンタープライズでは米海軍で初めて斜め飛行甲板を採用し、同時に4機の発艦が行えるようになった。米海軍で最大の搭載数を誇る彼女であるが、発艦にかかる時間は従来の空母と同等なのである。

 個艦戦闘能力としては、40発/分の非常に優れた発射速度を誇る127mm砲を18門装備しているが、この巨体にしては少ない。その代わりに機銃は針山のように装備しており、水際防御を重視している。これは(現在は機能していないが)護衛艦が十分にいることを前提にしているからである。またミッドウェイ級は重巡洋艦クラスの主砲に耐え得る防御力を持っていたが、エンタープライズの装甲は最低限に抑えられている。

 本艦の建造された理由は主に二つである。一つは、軍艦というものは遍く巨大にした方が重量当たりの建造費が安くなるからである。軍事力しか頼るものがない米軍は常に強大な軍事力を必要とし、できるだけ安く海軍を整備するには寧ろ巨大な軍艦を建造した方が良いのである。もう一つは核兵器を搭載可能な大型爆撃機を運用することである。

 アメリカ海軍としては必要に迫られて建造した艦であったが、先代エンタープライズの魂を引き継いだことにより海軍の切り札とも言うべき性能を手に入れた。世界最大の空母が質においても世界最強クラスなのである。世界のどこへでも無補給で赴ける原子力機関の航続力もあって、各国から非常に危険視されている。


・船魄として
 ・技術系統:米式第二世代
 ・身長:165cm
 ・体重:65kg
 ・血液型:AB型
 ・髪:白
 ・目:赤
 ・好きなもの:瑞鶴・死
 ・嫌いなもの:アメリカ・不自由

 先代エンタープライズの記憶を引き継いでいると自称しているだけあって、慇懃無礼な狂気の少女である。とは言え先代と比べると少々落ち着いており、ある程度話も通じるが、自分の所属するアメリカ軍への忠誠心は全くない。先代の自分を殺してくれた瑞鶴に対して並々ならぬ愛を懐いている。

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