先月表明した八月の投稿予定には無かった作品を本日急遽思いつきましたので、代わりにそちらを明日投稿します。
【ひとこと】遺書のギミックにご注目いただけますと幸いです。
題:『或る特攻隊員の遺書』
一九四五年、八月十三日の夜。
神風特別攻撃隊第七御盾隊第三次流星隊に所属する生野幸太郎(いくのこうたろう)は、家族と友に宛てた遺書を書き、それを上官の由良木宗近(ゆらぎむねちか)少佐に託した。
生野の駆る零式艦上戦闘機は、東の海へと向かっていった。
直後、少佐は指導教官である大尉と共に、特攻隊員の書いた遺書に不適切な内容がないか「検閲」をしていた。
多くの特攻隊員の文章が添削されていく中、生野の遺書には、他と違う妙な点があった。
生野がその遺書にしたためた思いとは……!?
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