はじめる。はじめるということは、恐ろしいことだ。終わらせるのと同じくらい勇気がいることだ。
それでも前を向いて進まなければ。つまずいて、非難を浴びて、誰からも注目もされず、例えそうであったとしても、前へ前へと進まねば。
遠い未来の自分が不安に苛まされて振り返った時に、あんたはこれだけやってきたじゃないか、って笑いながら手を振れるように。
苦しいって叫んでいる過去の自分と向き合った時に、あんたが諦めなかったから、ここまで来れたんだ、って抱きしめられるように。
はじまった世界を、きちんと終わらせて、次の世界へ繋げて。
まだ見ぬ君と、出会えるように。