謹啓 このたび実母永眠に際してはご丁重なご弔詞をいただきかつ又ご芳志を賜りまして、誠に有難く厚く御礼申し上げます。おかげ様で諸事万端滞りなく相済ませました。お寄せいただきましたご厚情に謝意を表したく存じ上げます。書面にて失礼ではございますが、お礼方々ご挨拶申し上げます。
なお、年内の投稿に関してはお休みとし、現在執筆中の作品に関しましては仕上がり次第投稿致しますので、変わらぬご愛顧頂ければと存じ上げます。皆々様の温かいお言葉、本当にありがとうございました。これからも宜しくお願い申し上げます。 敬具
……と、改まった挨拶を致しましたが、ここからは少々緩まさせて頂きたいと思います。母の逝去から一週間が経過し、ようやく心のどこかに決着をつける事が出来た気がします。赤いキツネと緑のタヌキの短編にも母の事を載せましたが、年を越す事すら出来ないとは思いませんでした。
母は個人経営者であり、カレンダーには年初に書き込んだのでしょう、赤く力強い字で『給料』と書かれた文字には、母の責任感が現れているようで……。最後の一枚になったカレンダーを捲ることなく逝ってしまわれた母を思うと、枯れることなく涙が溢れてきてしまいます。
全然決着なんか付けてないですね。無理です、実の親を亡くすという事がどれほどの悲しみか……。よくラノベ主人公は両親が他界している事がありますが、彼等はこの苦しみを十代で乗り越えたのかと思うと、ほとほと頭が下がります。
さて、心を入れ替えて心機一転、まだカクヨムコンテスト期間でもありますから、執筆活動に精を出して行こうと思います。年明けしばらくしてからホラー部門で一作投稿する予定です。近年のホラー作品を研究し、恐怖というよりも続きが気になる、ドラマの様なホラー作品に仕立て上げてから皆様のお手元にお届けできればと存じ上げますので、その際はご声援頂けたらと存じ上げます。
長くなりましたが、皆さまのご健康とご多幸をお祈りいたして、結びの言葉とさせて頂きます。
本当に、ありがとうございました。