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日向坂46ドキュメンタリー映画『3年目のデビュー』

日向坂46のドキュメンタリー映画『3年目のデビュー』を観てきました。
けやき坂46が結成されてからの約3年間と日向坂46がデビューしてからの1年間を2時間に凝縮していて、彼女たちの魅力とこれまでの道のりを辿るには十分すぎるくらい濃い内容の映画でした。
これは観た人すべてに共通して言えることだと思いますが、日向坂46のことがこれまで以上に好きになりました。

以下、映画で特に印象に残ったことや感じたことをつらつらと書いていこうと思います。

①佐々木久美と井口眞緒
まず、映画全体を通して感じたのは、キャプテン佐々木久美の存在が如何に大きいかということ。
ひらがなけやき時代については46分の予告編や他でも語られてきたから知ってはいたけど、今回特にそれを強く感じたのは井口が活動自粛を告げるシーン。
ささくが真っ先に井口にかけた言葉は自粛中もしっかり踊りの練習をしなさいというものでした。
本心はすごく怒ってたのかもしれないけど、一言目があの言葉だったから井口にはちゃんと帰ってくる場所が出来たんだなと思いました。
結果として井口は卒業することを選んだけれど、そのことを直接告げるシーンも印象的でした。
話し終えた井口を1期生たちが一斉に抱きしめに行くところは思わず涙してしまいました。
この2つのシーンを隠さずに映像として伝えてくれたことで、これまで気持ちがモヤモヤしたままだった人たちも救われたのではないでしょうか。

②渡邉美穂
常にグループのことを考え行動してきたささくは、これまで数えきれないくらいメンバーのことを支えてきたに違いありません。
じゃあ、そんなささくの心が折れてしまったときは一体誰が支えるのでしょうか。
芽実ちゃんがグループを卒業するとき堪えきれず泣き崩れたささくに気づいて真っ先に背中を押したのが美穂ちゃんでした。
ひなあいのヒット祈願などで何度も見てきたけど、美穂ちゃんは先輩後輩関係なく誰にでも手を差し伸べられる存在です。
これってなかなか出来ることじゃないですよね。
数秒程度だったけど、強く印象に残ったシーンでした。

③上村ひなの
これまでひなのちゃんが感情を表に出すところをあまり見たことがなかったので、振り入れが上手くいかず苦悩する姿は見ていて苦しくなりました。
けど、ひなのちゃんの周りには頼りになる先輩たちがたくさんいて、苦しくもあったけど温かくもあるシーンでした。
ちなみに、SHOWROOMでひなのちゃんが見所として上げていた全力ダッシュのシーンはもっとおかしなものを想像していたので、あれ?今のやつか?ってなりました。笑

④青春の馬
この映画で一番印象的だったのは『青春の馬』の振り入れのシーン。
初めて振り付けを見たメンバーたちが泣いていて驚きました。
他の曲のときもこうなのかは分からないけど、おそらくこの曲が特別なんだと思います。
それほどまでにこの曲の持っている力が強いってことですね。
さらに、その後のシーンで2期生が数名集まって曲について話し合っていました。
みんな口々に日向坂にとって必要なものが見つかった気がすると言っていました。光が射したと。
このシーンが個人的には一番重要な部分なのかなと思っていて、日向坂"らしさ"に対しての道が開けた瞬間でした。
あと、2期生が集まって意見を言い合うのはけやき坂46に加入した頃からあったもので、その姿は予告編で丁寧に描かれていました。
みーぱんも真逆が入ってきたと言っていたように、2期生の加入はグループを良い方向に変える大事なターニングポイントだと思うので予告編もちゃんと見て欲しいですね。

⑤濱岸ひより
この映画で一番感極まったのはDASADAライブで復帰したひよたんが登場した瞬間でした。
僕はその場に居ることが出来なかったので、映像として観ることが出来たことが嬉しかったし、あのシーンを切り取ってくれたことに本当に感謝しています。
ひよたんの復帰がもう少し遅れていたら青春の馬のあの振り付けは生まれていなかったのかなと思うと、ひよたんにとっても日向坂にとってもベストなタイミングだったのかもしれないですね。

最後にこの映画を通して感じたことですが、
青春の馬という曲に出会うことによって、彼女たちは応援したくなるアイドルから応援してくれるアイドルへと成長したんだなと思いました。

感想をまとめていたら、また映画を観たくなりました。

以上。

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