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短編「ワカレノキョク」

 ご無沙汰しております。
 暑い日が続いておりますが、皆さま、体調は大丈夫でしょうか。
 桜々中の地元では、西日本の豪雨の被害が大変なものなのだそうです。幸い、実家は無事なのですが、やはり、地元が大変なことになっていると思うと、心配になります。被害に遭われた方々が、以前と変わらぬ生活を送れるよう願っております。

 さて、ようやくタイトルにもある「ワカレノキョク」ですが、実は、(もう何年も前に)桜々中が完結させた初めての作品です。ようやく公開することができました。
 この作品、題名からお気づきになった方もおられるかと思いますが、かの有名な作曲家 フレデリック・ショパンの「練習曲作品10-3」、日本では「別れの曲」というタイトルで知られる曲をモチーフにしております。あの曲の一連の流れに沿って、作品を展開させたつもりです。別れの曲を聴きながら、読んでみるのも一興ではないでしょうか。
 因みにショパンはこの曲に対して、
「こんなに美しい旋律は二度と見つけられない」
と言っていたそうです。自分のこの作品も、一小節分でも、美しい旋律があれば幸いです。

 ではまた。

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