• 現代ドラマ
  • 詩・童話・その他

(重要5-4) 5回目の感想を紹介します(ミステリー編)

 こんばんは、月影 夏樹です。前回に引き続き、ジャンル「ミステリー」の2作品目を紹介します。

作品名……深緋の恵投(ふかきあけのけいとう)
作者名……銀鏡 怜尚さま

             1. 作品概要
 医学志望の女子高生 大城 優梨と隔離性同一障害の男子高校生 影浦を軸に、二人に迫る「魔の手」の正体とは? というお話です。

             2. 良かった点
(1) 実在する地名や曲名などが多く登場し、非常にリアルな仕上がりになったと思いました。
(2) 一般小説のように、文章がまとまっていたと思います。

             3. 気になった点
(1) 作風は綺麗にまとまっていましたが、若干長々と文章が続く場所が多々見られました。
(2) 一種の専門分野を扱う内容なので、話の中だけではなく、別途「用語補足説明」を付けて欲しいです。
 また長編小説となるため、「登場人物一覧」も別途設けて欲しかったです。

             4. 総合評価
 医療系ミステリーということで、段々と話の本筋に入る過程は非常に興味深かったです。
 ですが専門分野を扱う作品・長編小説を読むに至って、一度話の中で記述や説明があっても、途中で忘れてしまうこともあります。特にその分野に知識がない場合において、そのような傾向が強くなります。
 しかしそういったケースに備え、別途「用語説明・登場人物一覧」などがあれば、それらと比較しながら読むことが出来ます。私自身、過去に何度か「用語説明・登場人物一覧」がないことが原因で、途中で読むのを挫折した作品が多々あります。なので申し訳ありませんが、最後まで読むことが出来ませんでした。
 
 専門分野を扱う作品については、内容が非常に興味深いものが多いです。しかしその一方で、相性や好みなどがはっきりと分かれてしまうこともまた、特徴だと思います。その辺りのバランスが難しいことも、長編小説の特徴ですね。

 なお上記の内容は、すべて私が勝手に思っていることです。私自身、少し神経質になっているのでは? と考えてしまうこともあります。
 『こんな意見もありますよ』くらいの気持ちで、目を通していただければと思います。

 ですが文章の表現方法などは、大変素晴らしいです。普段から小説を読んでいる方の文章はやはりどこか違うな、と思います。少し遅れての対応となりますが、僭越ながら☆を贈らせていただきました。お時間のある時に、どうぞご確認ください。

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する