こんばんは、月影 夏樹です。もうすぐ11月も残すところ、後2日。早いものですね……
自主企画に参加してくださった方の「現代ドラマ」部門の作品を、紹介していきたいと思います。
作品名……大島サイクル営業中
作者名……京丁椎さま
1 作品概要
滋賀県西部 高嶋市でバイクショップを営む、店主 大島 中(あたる)を中心に、日常をテーマに描かれたストーリー。
2 良かった点
(1) 10万文字以上の長編小説ですが、1話あたりの文字数がとても短いので、気軽かつ楽しく読めました。
(2) メカやバイクについてとても詳しく書かれており、作者様の機械への愛情を感じることが出来ました。
(3) 不器用だけどどこか憎めない店主が、まさにどこにでもいそうなおじさんという感じがして、好感を持てました。
3 気になった点
(1) 『小説家になろう』というサイトで設定集を作っていたので、それを『カクヨム』にも移して欲しかったです。そうすれば、さらに登場人物や舞台背景が容易にイメージ出来たかと思います。
4 総合評価
私はバイクやメカにはあまり詳しくない方ですが、そんな初心者の私でも楽しく読むことが出来ました。こうした日常をテーマにした作品は、あまり目にしないですが、私はこういう雰囲気の作品は好きです。
余談となりますが、テイルズシリーズのイラストレーターで知られる
藤島康介さんは、オートバイに詳しい人としても知られています。その知識を活かした作品が、『逮捕しちゃうぞ』があります。この作品でも、オートバイをはじめ、メカニック視点ならではの話が、随所ちりばめられています。
また前置きが長くなってしまいましたが、機械やバイク初心者でも楽しめる作品として、私はおすすめします。そして僭越ながら、フォロー・レビューを送らせていただきました。後ほど、ご確認ください。