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現在の人気ジャンルについての文句を言いたい&どうしても紙媒体で発表したい男の話

※この近況ノートは、ただの江葉内斗の愚痴です。そして自問自答の嵐です。基本的に読んでも得をしません。


八月二十七日に公開した短編小説「藤原家の弓争い」。
歴史物語「大鏡」の有名な一節をモデルとした、江葉内斗初の歴史小説なのだが……
予想通りというか、当然というか……

PVが全然つかないのである!!!

当然だ。カクヨムでそんな中島敦の「山月記」や、太宰治の「新釈諸国噺」みたいな作品書いても読まれるはずがない。
くっ……ならばほかのWeb小説サイトならばどうだ!?
元々僕の執筆活動はアルファポリスから始まった……あそこならば!?
いやダメだろ。アルファポリスのランカーはみんな悪役令嬢を書くと決まっている。
ならばなろう……! 日本最大のWeb小説サイトである小説家になろうならばどうだ……?
ダメに決まってるだろ! あそこの人気作品カクヨムと似たり寄ったりだぞ!! 何より作品数が多い分マイナーなジャンルの自作は埋もれる可能性極めて濃厚!!
だったらほかのサイト……エブリスタ、ハーメルン、Nola、ノベルアップ+はどうだろうか……
いや無理だ。あの辺りは完全に僕の知識の範囲外だ。そもそもどんなジャンルが人気なのかすらわからないが、ガチの歴史ものが人気ないということだけは容易に想像つく。

クソ……やはりWeb小説では歴史小説は読まれないのか……!?
いや読まれないわけではないんだ。ただ歴史小説と言っても、タイムスリップして歴史を変えるだの存在しないIF歴史だの、そんな作品ばっかり!! 僕が見たいのは歴史そのものや古典を自己解釈した作品っ……!上記の「新釈諸国噺」は、井原西鶴が書いた原稿用紙二、三枚分の超短編を、太宰治が二、三十枚分までに膨らまして描いた作品!! 原文を知っている人にしか味わえないニヤニヤがあったり、「本当はこんな感じだったんじゃないか」とさえ思わせてくれる、まさに一流の作品!! でもWeb小説にそんなもの求める人はいない……

ああ……紙媒体で作品を出したい……!
頭の中平安時代でいっぱいな歴史オタクにこの物語を読んでほしい……!
ついでにWeb小説じゃ売れなさそうなジャンルの作品全部紙媒体で出したい!!!
しかし、紙媒体で発表するのは昔からプロの特権……
例外として自費出版や同人誌と言うのもあるが、今の僕には時間も金もない……
なので紙媒体に飛び出したい欲を抑えながら、我慢してWeb環境で作品を発表するしかない……

そういうわけで、最新作「藤原家の弓争い」が現在公開中です。
日本史が好きな人、あるいは国語の授業で「南院の競射」をやったことがある人は、ぜひ読んでください!
あと興味ない人も日本史大好きな知人にぜひ紹介して!! マジでお願い!! 多くの小説家が最も恐れることは締め切りで、二番目は自分の作品が誰にも読んでもらえない未来だから!!!
https://kakuyomu.jp/works/16817330662649739706

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