• 異世界ファンタジー

9月30日に頂いたレビューについて

 まずはこの場をお借りして、貴重なご意見をいただけたことに深い感謝を申し上げます。

 こういったご意見をいただけることは筆者の勉強になりますので、本当にありがたく思います。

 それについてのお返事を、"なろう"さまで毎日投稿している駄文日記(活動報告)を引用する形ではありますが、掲載させていただきます。




 カクヨムさまでは鋭いご指摘を受けたのですが、まさかの先手を打たれる結果と、そのタイミングのタイムリーさに驚愕している筆者です。

 本音を言えば、これにも布石を少し含ませてあります。
 これまでの流れで纏めるなら以下になるでしょうか。

 ハルトがこれまで知る機会がなかった点。
 アーロンさんから学んだ情報に"スキル"が出なかった点。
 それをハルトの脳内で考えていないことや、それ以降登場していない点。
 降り立った世界や魔物に対して、ゲームやアニメとして受け取っていない点。
 これまで登場してきた冒険者たちが、スキルを発現していると思われるほどの肉体的な変化や、その影響を感じさせる影響が見られなかった点など。

 最後のひとつは、ハルトが強すぎて他の冒険者たちが弱く感じてしまうことにも繋がるのですが、今回は割愛させていただきます。

 ……と言いましても、明確な理由は前作『空人』のトーヤ君と違い、本文に表記することはないと思います。

 トーヤ君であれば、インベントリや凄まじい効果を持つスキルの数々をなぜ彼が取得できたのか、といったことまで考慮した上で書いていますが、今作は3時間しか練ってないザル設定でエンディングも決めないままスタートさせた、言ってみれば筆者にとって初めての試みなので、色々と齟齬が出るのも当然ではあるのですが。

 ちなみに、活動報告に何度か書かせていただいていますが、エンディングのほうは納得のいく結末を迎えられるように決めてありますので、その点はご心配なさらずとも綺麗に完結させる予定です。


 話を戻しますと、上記以外にもいくつか布石となっているのですが、そのつもりで置いたものだとしても読み手のみなさまには正しく伝わっているとは限らないのだと、今回学ばせていただきました。

 さらにいえば、もう少し先でその件について触れようと思っていた矢先だったので、残念ながらそのお話が間に合わなかったわけですね。

 ゲームではなく、現実世界として歩くハルトからすれば、そういった思考に向かうことは危険であると判断していますし、まさか"音声認識でスキルが発動する"なんて馬鹿げた世界も、今作の世界観では相応しくないと筆者は考えております。

 ただし、"魔法"に関しては単純に書く機会がなかっただけで、ご指摘の通りで間違いございません。

 これまで戦士タイプの冒険者とばかり出逢っていますので、ハルトが目にしたものと言えばこの世界の一般人が使う洗濯や乾燥などの生活魔法だけの上にその表記も削除したこともあって、それを怠った筆者に責任があることは明白です。

 ここで表記した"戦士タイプ"とは、魔術師のような魔法をメインに扱う冒険者ではなく、魔法を物理攻撃に練り込ませた戦い方をする冒険者が非常に少ない、という意味になります。

 つまるところ、複合的な戦い方にまで成長することは難しく、魔法を実用レベルにまで高めるのは剣術をまともに扱えるようになる領域まで高めなければなりません。
 そういった使い方を考える人も、極々少数であるのが設定上の話ではあります。

 結局、筆者が書くのを避けていただけなわけで、これについては改善の余地ありですね。
 魔法に対して特別性を感じていただけるように書くのを避けていたこともあるのですが、この場では言及を控えさせていただきたく思います。


 ついでに言い訳をさせていただけるのなら、タイトルもあながち間違いではないんです。
 あくまでも本作はハルト視点で書かれていますから、情報を知らなければ分からない点も多く、探り探りで旅をしていることもあります。

 では、タイトルで表記された『スキル』とは?

 ここに疑問を持っていただけたらとても嬉しかったのですが、残念ながら表面上でしか受け取ってもらえなかったことは筆者の実力不足であることは否めませんし、伝えたい部分が伝わらないことにとても悔しく思います。

 それもすべては筆者次第ですから、これだけ放置していたことも含め、改善点はたくさんあると思います。
 でも、そのすべてを序盤に表記できない理由もありますので、悩みどころですね。

 そもそもが放逐された理由を、正確に告げられていないことにもあります。
 そのために言葉を遮るようにハルト視点で表記せず、あぁ、なんか不味い状況だなと脳内でのやりとりで留めたわけですが、こういったものは布石としてはあまり好まれないのかもしれませんね。

 もしかして筆者初作品である『この青』は、布石をあまりにも散りばめすぎてとっつきにくい作品になっていたのではと、今更ながらに考えさせられました。

 ともかく、『スキル』については日を改めて書かせていただく予定です。


 それと、最後の部分にセリフを用意していたのですが、投稿直前で削除しました。
 これについては明日公開予定のお話の冒頭で判明すると思います。

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する