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終焉の探偵、6話更新です。

教室に現れた転校生、矢野梓は、
静かで、美しくて……そしてこの世界の空気じゃない少女だった。

授業中、微動だにしない横顔。
何かを探すようにクラス全体を見渡す瞳。
私に向けられた一言は――

「虚木真弓さん。……気をつけて」

放課後の文芸部では、怪談アプリ「にくゑさま」が話題に。
境界のない村、消える人々、溶ける街。
全部ただの作り話のはずなのに――それは私の夢と同じだった。

転校生。
怪談。
そして、窓の外に張りついていた黒いコートの探偵。

日常はまだ崩れていない。
でも、ひびは確かに入っていた。

終焉の探偵第六話「怪談アプリ」
https://kakuyomu.jp/works/822139840108551010

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