ネタバレはありです
読んだこと前提です
主要キャラクターの設定資料みたいなものです。
エリザベート・デ・マルカイツ
エリザベートのキャラクターは、よくいる悪役令嬢ものや乙女ゲーもので、一話で断罪されてどこかへ連れてかれてしまうようなキャラクターにもこういう背景があったりするのかな、と考えてつくったキャラクターでした。一事が万事父親に人生を決められてしまい、自分の誇れるものがない。それゆえ必要以上に権力を誇示して他人に苛烈に当たってしまう……完ぺきとは程遠いヒロイン。でも根は優しいので、ヒロイン適正はぎりぎりあるのかもしれない。書いているなかでも何度も反芻しましたが、とことん自己肯定感がなく、虚飾ばかりでできている。はじめは自分から虚飾を脱ぎ捨てるだけで終わる予定でしたが、思い直して自己肯定感を得るところまで書くことにしました。恐らく長くなった原因の一つですが、詳しくは別で書こうと思います。
名前のエリザベートはハンガリーのあのエリザベート・バートリーからとっています。でもそういう要素はあまり出さなかったですが、今思うと某ゲームのエリザベートと通じるところはあるかもしれない。あんまり考えてはいなかったですが。