いつの間にか
『noncoding luminescence:crimson prayer』が200PV達成してました。
私の拙い創作を読んでくださり、心から感謝しております。
1つ前の近況ノートでも、書いたとおり、crimson prayerは私の初めての創作であり、最初で最後のつもりで書きました。
ネタバレしない様に、創作の経過について、書いていきます。
◇
最初に思いついたのは、終盤のシーンでした。夢で見たのか、いつの間にか自分の中にあったように感じました。
無様で、でも美しくて、こんなシーン今まで何かで見たり、読んだりした事あったかなと、ずっと引っかかっていました。
何年か、その違和感だけが頭の中に残っていて、該当する作品も思い出せず、昨年、思い出せないのであれば、そのシーンに前後をつけて、考えてみようと思い立ち、iphoneのメモ帳に創作を書き始めました。
その時は、 SFでもなく、サスペンス要素もなく童話に近い形をしてました。
主人公のカワセもハルツキも登場しないはずでした。
しかし、いつからか貪欲になり、該当作品が無ければ、自分の好きな創作を作れば良いと思いつき、一気に話が出来始めました。
2chの洒落怖が好きだったので、怖い話にしよう。だけど、それだけじゃ、あの記憶のシーンに繋がらないから、空想の世界にして、現実世界に繋げればいい。 人間の深層心理の世界なら自分の分野に持ってけるし、人間の心ってそれだけで充分 SFしてるから、機械とか技術はそれを補助するだけで良い。
と、背景がどんどん埋まっていきました。
主人公は、恥ずかしながら、自分が夜寝る前に妄想する世界の登場人物を流用しました。これがハルツキとカワセさんです。
さあ、冒頭から書き始めよう、と意気込みましたが、ここまで、何も文章を書く事について学ばずに来たので、めちゃくちゃ詰まりました。
一人称とか三人称どうする?
句読点はどの時に打てば良い?
会話が続かない
しかも、主人公であるカワセはほとんど喋らないし、心理表現もしない。話が進まない。
悩みました。
ここで、一から学び直せば良かったのですが、頭の中で展開がどんどん進んでしまって、歯抜けの状態になってしまいました。
喋らない主人公、つまり、喋らないけど、態度には表さないけど、その分思っている事はあるはず。だったら、周りの環境に語らせれば良いと考え、象徴的表現を多用してしまいました。
それが良いのか悪いのかは今でも分かりませんが、喧しいほど、色彩豊かに環境を描写するように心がけた結果、あまり読んだり、聞いたこともない様な表現を多用する SFになりました。
自分はこういうのが好きなんです。を言い訳にして、これからも頑張って書いていきますので、読んで頂ければ幸いです。
長文失礼致しました。