たまにはカクヨムに投稿した自分の作品を見つめ直して、「あぁ、こんなヒロインいたなぁ」とか思い出すことがあります。
魔法使いだったり、女騎士だったり、破廉恥女子大生だったり、サイコパス女子大生だったり、たくさんいましたね。
今回は、そんな彼女たちを振り返る企画です。
自分が投稿したほとんどの作品で、ヒロインが酷い目に遭ってます(僕のせいですが)。今回は自分の独断で、誰が作品内で最も不憫だったのかを決定します。
僕の作品を読んだ人なら「あぁ、あれは辛かったね」、読んでない人なら「えぇ、あの作品でそんなこと起きるの!?」みたいなことを思っていただければ幸いです。
多少のネタバレを含むので、読む際はご注意を。
【第5位】ロゼット
(登場作品:異世界ゲート審査官の日常)
https://kakuyomu.jp/works/1177354054881714877魔法が得意ではない魔法使いで、アホの子。
胸に電撃を浴びて、大きな火傷痕が残ることに。貴族として裕福に暮らしてきたけど、勘当されて主人公の家に転がり込む。
しばらくは安全な暮らしをしていたけど、久々に実家へ帰還したらレイプされる日々が待ち受けていた。脱出成功するものの、今度は森を魔物に追われる。空腹を凌ぐために毒キノコやらもたくさん食べました。その結果、あらゆる難病を抱えて苦しむことに。
【第4位】クリスティーナ・アイリヤ
(登場作品:触手デベロッパー・ファンタジー)
https://kakuyomu.jp/works/1177354054881709886金髪・巨乳・美人といった特徴を持つ、絵に描いたような女騎士である。
幼少期から思春期にかけて義父に虐待されており、その影響で「触手恐怖症」に。逃げ出したが、山をさまよって死にかける。
優しいお婆さんに出会って一命を取り留めるも、暮らしていた村が貧困状態に陥ってしまう。どうにか村を助けようと騎士団に入隊するも、それは村を壊滅させるための罠だった。騎士団から暗殺に怯える日々を過ごす。
任務中、捕虜として魔族に捕まり、魔王に見初められ無理矢理に体を操られた。
【第3位】雅森ナオ
(登場作品:身体強化女子大生は今日もヒーロー活動に駆り出される)
https://kakuyomu.jp/works/1177354054881130732生前から強化兵士として実験体になることを運命付けられていた女子大生である。
幼い頃から日々薬剤投与などの実験を繰り返され、その精神的ショックで記憶喪失に。無事救出されるも、数年後に助け出してくれた恩人を失う。さらには破廉恥な格好をさせられて悪の組織と戦うことを強いられた。念力で吹き飛ばされたり、剣で腹を貫かれたりしたけど、驚異的な身体能力で生き延びました。
【第2位】カミリヤ
(登場作品:おい駄女神騎士!ちょっとは魔蟲種討伐しろ!)
https://kakuyomu.jp/works/1177354054882818711金髪・巨乳・美人といった特徴を持つ、絵に描いたような女騎士である。ただし、見た目だけ。
幼い頃、敵の襲撃で家族や故郷を目の前で失い、孤児院に入ることに。その孤児院の管理人がヤバい人で、拷問のような儀式に参加させられる。冷たい床の上に縛られ、変な薬を飲まされ、太陽を見ることもなく暗い地下室で6年ほど過ごした。これが影響して、常人ほどの筋力が備わっていない。
気づいたら、自分の体に何者かが憑いているし、自分の存在は抹消されているし、アイデンティティが崩壊状態。
さらにモンスターを討伐する刑罰を科され、命がけの日々が始まった。
【第1位】桐倉小夜子
(登場作品:魔法少女ディジェネレーション)
https://kakuyomu.jp/works/1177354054881215471黒髪・巨乳といった特徴の、清楚系グラドルみたいな女子高生。
高校生活最後の年、ごく普通の女子高生だった彼女は、家族を惨い手段で全員失う。魔法少女になって生き延びるも、今度は魔法少女仲間も全員死んじゃった。敵の爪が腹を貫き、数年間昏睡状態に。
目覚めたら、なんと大変! かつての親友が敵側についていた。しかも、人間には戻れない体になってしまう。人としての幸せを味わえなくなった彼女。それでも人類を救うため、敵に立ち向かいました。
いかがでしたか?
この中に好きなヒロインはいましたか?
・人間らしい幸せな生活との落差
・辛い目に遭っていた期間の長さ
・失った仲間や家族の数や新密度
――をポイント化して採点しました。
第1位になった桐倉小夜子ちゃんは仲間や家族をたくさん失い、さらにほぼ不老な肉体を手に入れてしまったので人間らしい生活に永遠に戻れません。その結果、断トツで不憫なヒロインのトップになりました。
また今度、思いつきで似たような企画をやろうと思います。