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一人百物語第二話-手つなぎ鬼について

 これは、「#フォロワーさんが5秒で考えたタイトルからあらすじをつくる」というTwitterのタグで、 柊木紫織さんがあらすじを考えてくださったものを、お話の形に落とし込んだものです。
 本当に5秒で考えて「手つなぎ鬼」と投げたら、素敵なあらすじと一緒に「あらすじ書いたから本編よろしく(要約)」といった話になり、至現在。

 これでよかったんでしょうかね()


 鬼、ということでぽっと頭に浮かんだのが、「髭切」の逸話でした。
 審神者をやっていて、比較的最近兄者が来たというのが大きかったかもしれません。

「その腕、もらった!」
「鬼だろうが刀だろうが~」 
 という台詞で「おっかねぇ」と思いつつ、なぜその台詞になるのか、と調べてみたところ、髭切は鬼退治の逸話を持っている刀だと。

 髭切で退治された鬼というのが、嫉妬のあまり鬼と化した「橋姫」。
 橋姫は髭切で腕を切り落とされ、京の都から逃げた……というお話です。
 これが、平家物語の「剣巻(つるぎのまき)」に物語られている。

 いただいたあらすじの肉付けに、この辺りを拝借させていただいております。刀剣乱舞の髭切兄者ではなく、単なる刀のイメージとエピソードを使いました。
 剣巻君の左腕にくっついているのは、「物語られた髭切」の加護。
 橋臣君が忌々し気に睨むのは、刀の加護が怖いから。

 橋姫-女=橋臣

 なんて、名前で遊んでみたりもしています。
 ホラー難しいなと思いつつ、楽しく書かせていただきました!

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