藤枝志野

とある村の春の祭りと、村にやって来た魔法使いの話。　＊2023年配布のペーパー『ひづめだより vol.5』に掲載

時は太承（たいしょう）。巷では器物に取り憑き怪異に変える〈悪霊〉が密かに猖獗していた。人々を守るため、子爵家の令嬢・緒都と食客たちが走る――大正日本と似て非なる世界の超常禍劇。 …

1話完結のとっても短いお話を集めました。不定期更新です。

大正日本に似たどこか。夏の終わりで作家と若者が出会う。　＊2022年配布のペーパー『ひづめだより vol.4』に掲載

恒樹はある日、異星人の旅行者をホストとして迎えることになる。九洞と名乗るその“ひと”は三年前に消えた後輩と同じ姿だった。＊綺想編纂館（朧）様（@Fictionarys ）による企…

先輩の恋人は高田馬場のロータリーに生じた時空の穴に消えたのか？　大学生の「僕」は先輩とともに真相を追う。　※実際の人物・団体・事件等には一切関係ありません。

スフェンの魔力はある出来事を境に歪んでしまった。失意に倒れた彼は旅の魔法使いエリアのもとに身を寄せる。二人が過ごす数日間の物語。 ＊綺想編纂館（朧）様（@Fictionarys…

廃墟となった遊園地に立つ男の話。

七年前、男の操る大蜘蛛に両親を殺されたリセア。仇を求める彼女の、冷たく燃える魔術と記憶の旅路。

イラテは友人を探すため、魔力災害に襲われた街へ向かう。 ×　　　×　　　× 最初に「Ⅰ-1」を読み、以降はページ末尾のリンクを選んでお進みください。選択によって結末が変わりま…

村一番の勇敢な若者ノナンは、悪さをする竜を退治しに向かう。　＊2017年発行の合同文芸誌『みのまわり vol.1 靴』収録、2019年発行の同人誌『春の夜のステラビナリア』再録

＊2019年配布のペーパー『ひづめだより vol.3』に掲載

悪の怪物を倒す人とカフェを営む人の話。ほんのり百合。　＊2019年発行の同人誌『春の夜のステラビナリア』収録

疫病に村を襲われ家族を失ったルーカ。たどり着いた町で、彼は“魔法使い”と呼ばれる隠者の噂を聞いた。　＊2016年発行の同人誌『スピラーレ』収録

おばさんを訪ねて山間の町にやって来たヨアン。深い緑の瞳をもつリッケと出会い、次第に親しくなるが……　＊2016年発行の同人誌『スピラーレ』収録

＊2019年発行の同人誌『春の夜のステラビナリア』収録

「私」がピアニストの友人を訪った最後の日。速水御舟の絵によせて。

その死を語る者は多く、その死を真に知る者は――

冬。本が好きな先輩と、私。静かで届かない物語。　＊2019年発行の同人誌『春の夜のステラビナリア』収録

ぱっとしない大学生のもとに怪しい大阪弁の男がやって来た。 テンション高め(当社比)の明るいお話。