誰も得しない作品解説というかライナーノーツというか。
僕の自己満足のためだけに書いていくので読んだところでなにも得るものはないよ!ということだけお伝えしておきます。
ぬけがら
・掲載している作品の中では一番古い作品。高校生のときに書いたもの。数学の時間がいやでいやでしかたなくて冒頭の風景を書き上げて、あとから後ろを付け足しました。おかげでそのときの数学のテストは散々。ラ研に何度か公開しましてその度に微調整を加えていって現在の形に。拙いけれどなんだか愛着があります。ポルノグラフィティの「うたかた」という曲をイメージしています。
海に落ちる
・タイトルが思い浮かんでそこから膨らませていきました。最初は四枚ほどの掌編だったのをこちらもラ研に公開して改稿。タイトルだけはいい! って今でも思っています。なにかの曲をベースにしていたような気もしますが思い出せない。
白黒つけようか
・囲碁をテーマにしようと思って書いたもの。でもストーリーは考えていなくて、冬の寒い部屋でパチパチやってる子を書いたあとでむりやり物語にしました。完成させたときは天才だって思っていましたけど、今見るとなんとも粗がありまくりですね。
ほどよく、青
・これもタイトルありきですね。ただ主人公の考えを僕自身もわかってないまま書いたせいもあって、なんだかふわふわしたものになっているのが残念です。雰囲気だけならいいのにって思っています。FoZZtone「溺れる鯨」が八割、ハルカトミユキ「ドライアイス」が二割くらいのイメージであります。
夜のきれいな日には
・ポルノグラフィティ「月飼い」が下敷きになっています。十分くらいで書いた記憶があります。この曲すきなんですよねえ。知っている人が読んだらもろパクリじゃねえかと文句を言いそうですが、どうなんですかね。
満月の下
・大学二年の秋の頃に書いた作品。大人ってなんでしょうねがテーマになっています。自分が20歳になったからっていうのが大きかったですね。秋彦は理想的な兄ちゃんみたいな感じ。やっぱり完成度はそんなに高くないけどすごく思い入れのある作品です。ポルノグラフィティ「グラヴィティ」の世界をイメージしながら書きました。
コーヒーカップは、ふたつ
・今は非公開にしていますけど、四枚くらいの掌編です。会話に気をつかって書いたなあ。このころからセリフは特に意識して書くようになったと思います。
乳白色の海で
・去年書き上げた現在の僕における一番の作品。死にたいけど生きたい、生きたいけど死にたい、みたいなことをテーマにしています。プロットを立てず書いているせいでやっぱりごたごたしているんですけど、書きたい場面は書けたように思います。いずれきっちり書き直したい作品ですね。
冬と月と、窓枠の
・今年になって書き上げた作品。どうしてこんな内容になったのかは自分でもよくわかっていません。手ごたえとしてあまりうまく書けなかったなあと反省しています。もうちょっとやりようあったはず。主人公が傍観者でその場から動かないって相当難しいなあって書いてみてわかりました。
でまあ総括として僕まるでプロット立てずに書いているんですよね。そのせいでイメージからずれてきたり書きづまったりするのがめちゃめちゃ多くて。似たり寄ったりなキャラクターなのも人物像を決めてないからだし……。
ということで、このあとに公開している作品はできるだけ内容を固めてから書いているものになっております。いやそんなことないな。少なくとも固めようという心構えで臨んでいます。
そんな感じでもっとうまくなりたいなあって思いながら今日もアリの一歩の成長をしております。